6月9日、中國(guó)大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱(chēng)「高考」)が終わり、試験會(huì)場(chǎng)となった河北省秦皇島市第一中學(xué)の前でジャンプする男子受験生(撮影?郭楠)。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、高校生たちの勉強(qiáng)や日常生活、対人関係?感情、メンタルヘルスなどにどのような変化があったのだろうか?中國(guó)青少年研究センターは米國(guó)、日本、韓國(guó)の研究機(jī)関と共同で、2021年12月に、4ヶ國(guó)ので「コロナ禍を経験した高校生の生活と意識(shí)に関する調(diào)査」を?qū)g施した。中國(guó)青年報(bào)が報(bào)じた。
調(diào)査は4ヶ國(guó)の高校生1-3年生を?qū)澫螭恕⑼纲|(zhì)問(wèn)をして実施された。有効回答は、中國(guó)3435人、米國(guó)1784人、日本4132人、韓國(guó)1838人から得られた。中國(guó)では、北京市や遼寧省遼陽(yáng)市、江蘇省南京市、河南省鄭州市、陝西省西安市、四川省成都市の高校24校の高校生を?qū)澫螭苏{(diào)査が実施された。
調(diào)査報(bào)告によると、中國(guó)の高校生は將來(lái)に対して楽観的で希望を抱き、自分の將來(lái)の目標(biāo)をはっきり決めていた。他の3ヶ國(guó)の高校生と比べると、中國(guó)の高校生は「有名な大學(xué)に入ること」への願(yuàn)望が強(qiáng)かった。
將來(lái)に希望を抱き、はっきりとした目標(biāo)を持つ中國(guó)の高校生
中國(guó)の高校生の約9割(88.5%)が「將來(lái)への希望を持っている」、9割以上(94.6%)が「將來(lái)に備えて、現(xiàn)在の勉強(qiáng)が大切だと感じている」、7割(71%)が「自分の將來(lái)の目標(biāo)をはっきり決めている」と答え、それら回答の割合は米日韓の高校生よりも高かった。また、中國(guó)の高校生の約7割(67.9%)が「將來(lái)のことを悩むより今をを楽しみたい」と答え、その割合は韓國(guó)の高校生(69.8%)よりも若干低かったものの、米國(guó)(67.2%)と日本(66.7%)の高校生を上回った。
そして、「自分の將來(lái)に不安を感じている」と答えた中國(guó)の高校生の割合は米日韓の高校生よりも目に見(jiàn)えて低く、30ポイント以上下回った。中國(guó)の高校生が將來(lái)への希望を抱き、はっきりとした目標(biāo)を決めていることは明らかで、將來(lái)のために一生懸命勉強(qiáng)しながらも、現(xiàn)実を受け止めることができている姿が浮かび上がっている。
中國(guó)の「有名な大學(xué)に入ること」の割合が他3ヶ國(guó)を大きく上回る
將來(lái)、どのような目標(biāo)を持っているかについての調(diào)査では、「有名な大學(xué)に入ること」(91.7%)、「お金持ちになること」(92.6%)、「自分の趣味を生かす暮らしをすること」(95.3%)、「のんびりと気楽に暮らすこと」(94.2%)、「社會(huì)のために役立つ生き方をすること」(95.4%)、「専門(mén)的な技術(shù)や特技、資格を持つこと」(92.6%)、「高い社會(huì)的地位に就くこと」(82.0%)といった目標(biāo)の割合で、中國(guó)の高校生が他の3ヶ國(guó)を上回っていた。
こうした結(jié)果から、中國(guó)の高校生は、個(gè)人としてより良い暮らしをすることと共に、社會(huì)の役に立ちたいと強(qiáng)く願(yuàn)っているということが見(jiàn)てとれる。他の3ヶ國(guó)の高校生と比べて、割合の差が最も大きかったのは「有名な大學(xué)に入ること」という目標(biāo)で、中國(guó)の高校生の割合は他3ヶ國(guó)の高校生より16-50ポイント上回っていた。
新型コロナ発生前より將來(lái)の目標(biāo)への期待を高める中國(guó)の高校生
2016年に中米日韓の高校生を?qū)澫螭藢g施された、將來(lái)どのような目標(biāo)を持っているかについての調(diào)査と比較すると、新型コロナウイルス感染拡大発生前と比べて、中國(guó)の高校生が將來(lái)に対してより高い目標(biāo)を掲げるようになっていることが分かる。高まりが顕著な目標(biāo)は、「有名な大學(xué)に入ること」や「社會(huì)のために役立つ生き方をすること」、「リーダーになること」で、それぞれ10-11ポイント上昇した。日本の高校生も、ほとんどの目標(biāo)の割合が上昇し、特に「お金持ちになること」や「リーダーになること」の割合が約8ポイントと3ポイント上昇した。ただ、「有名な大學(xué)に入ること」と「高い社會(huì)的地位に就くこと」の割合は、約6ポイントと3ポイント低下した。米國(guó)の高校生は、全ての目標(biāo)の割合が低下し、低下幅がもっとも大きかったのは「有名な大學(xué)に入ること」、「高い社會(huì)的地位に就くこと」、「リーダーになること」で、それぞれ約8ポイント、10ポイント、5ポイント低下した。韓國(guó)の高校生の將來(lái)の目標(biāo)の割合も、ほとんどが低下し、低下幅が最も大きかったのは、「社會(huì)のために役立つ生き方をすること」で13ポイント低下。次に「円満な家庭を築くこと」が続き、9ポイント低下した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年7月15日