1人目となる中國の國産全磁気浮上型人工心臓植込み患者がこのほど退院した。北京安貞病院の醫(yī)療チームが當(dāng)該患者に移植した人工心臓は構(gòu)造が精巧で、重さはわずか186グラムで、サイズは懐中時(shí)計(jì)に近い?？萍既請?bào)が伝えた。

人工心臓とは何か。北京安貞病院心肺移植センターの貢鳴副センター長は、「正確に言えば、人工心臓とは全人工心臓のことではなく、植込み型補(bǔ)助人工心臓（VAD）を指す。作用の原理は機(jī)械式ポンプに似ており、機(jī)能は人體そのものの心臓のサポートで、患者の心臓のサポートとなる血液の道を作る」と説明した。

貢氏は、「人から移植される心臓と異なり、VADは動(dòng)力を調(diào)節(jié)でき、使用範(fàn)囲が広い。心臓移植手術(shù)と比べると、VAD植込み手術(shù)はより低侵襲で、患者にとってより有利だ。そのためVADは心臓のドナー不足という問題の一部を解決できるだけでなく、心臓移植手術(shù)を受けられない末期の心臓病患者に治療案を提供できる」と述べた。

発展の歩みに基づき、VADは3つの世代に分かれる。第1世代は主に拍動(dòng)流型（空気駆動(dòng)型）ポンプで、第2世代は軸流ポンプ、第3世代は遠(yuǎn)心ポンプだ。

貢氏によると、現(xiàn)在臨床上用いられているのは第3世代で、この種類のVADは磁気浮上と液圧浮上技術(shù)を採用している。前2世代と比べると、植込み後の併発癥がさらに減り、血液への破壊が少なく、血栓を形成しにくい。しかも小型で植え込みやすく、長期的に裝著できる。また第3世代は內(nèi)蔵化を?qū)g現(xiàn)しており、同時(shí)に高エネルギー電池小型化によって攜帯性を高めている。

現(xiàn)在まで中國では複數(shù)種類の第3世代補(bǔ)助人工心臓が発売されており、さらに臨床試験中の裝置もある。

前2世代と比べると、全磁気浮上型人工心臓は複數(shù)の優(yōu)位性を持つが、まだ改善が必要だ。貢氏は、「例えば體外に電線が1本あり、さらに患者は制御器や電池などを背負(fù)い、時(shí)々充電しなければならない。睡眠、入浴、航空機(jī)の利用などで影響を受ける。技術(shù)革新により製品の改良を続け、將來的により小型にし、充電と裝著の利便性を上げ、血栓の形成や抗凝固といった一連の機(jī)能的な問題を解決できる」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月18日