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「ビルボードは本日より中國での運営を正式にスタートします!」。米音楽チャート「ビルボード」は今月9日、公式微博(ウェイボー)でこのようなメッセージを発信し、100年の歴史を持つビルボードの中國での運営開始を告げた。実はビルボードが中國に進出するのは今回が初めての試みではなく、數(shù)年前から中國市場への関心を示していた。
公開された資料によると、ビルボードは1894年に米國オハイオ州シンシナティの小さなパブで産聲を上げた。100年以上に及ぶ発展と蓄積を経て、かつてはそのシングルチャートが米國のみならず歐米のポピュラー音楽シーンで最も権威あるシングルランキングとなっていた。
実際、ビルボードは早くから中國市場への野心を示していた。
公開された報道の內(nèi)容によると、ビルボードは2015年にミュージックビデオ共有サイトの音悅Tai(インユエタイ)と提攜を結(jié)び、16年には米國公式サイトで中國市場進出を発表し、中國公式サイトをリリースした。今回の中國での正式な運営スタートの宣言に先立ち、その傘下の派生ブランド「ビルボードライブ」もこのほど上海進出を明らかにした。
OST伝媒音楽事業(yè)部の王毅ゼネラルマネージャーは、「ビルボードが最も競爭力を持つのはやはりチャート業(yè)務(wù)だ。チャート業(yè)務(wù)について見ると、今の段階で中國國內(nèi)の多くの音楽プラットフォームはフィードバックを得るルートが単一的だが、ビルボードの優(yōu)位性は複數(shù)の角度の評価基準(zhǔn)を持っていることにあり、各プラットフォームのアクセス量や放送局?メディアの信頼度、またレコード産業(yè)の水準(zhǔn)などから総合的に考察している。ビルボードの進出により、中國の音楽市場はより多様なデータのフィードバックのプラットフォームを持つことになる」と説明した。
しかし中國以外で名聲があり100年の経験を持つビルボードでも、実際に中國市場に進出した後、シェアを獲得して利益を上げるのはたやすいことではない。公開された資料によれば、これより前に歐米音楽市場で有名な音楽誌の「ローリングストーン」と「Q」が中國市場に進出して、音楽サービスの提供を目指したが、適切な提攜パートナーを見つけることができず、撤退したという。
業(yè)界関係者によれば、音楽メディアが変化して、今では中國國內(nèi)の音楽ユーザーのチャートに対する依存度が徐々に低下している上、業(yè)務(wù)運営に必要なアーティスト資源がこの「舶來チャート」にどれくらい流れるかも未知數(shù)だという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月11日