清華大學(xué)地球システム科學(xué)學(xué)部の関大博教授が率いる中國(guó)炭素計(jì)算データチームは25日の記者會(huì)見で、世界の気候変動(dòng)の排出削減に関する新しい見方を打ち出した。中小新興排出國(guó)?地域（以下「新興排出國(guó)?地域」）が今後の二酸化炭素（CO2）排出増の主な寄與者になるという。同チームが作成した「新興國(guó)?地域CO2排出報(bào)告書2022」が、同日の會(huì)見で発表された。

同報(bào)告書によると、世界50の新興國(guó)?地域の化石エネルギー関連の炭素排出量は2010年の6.3Gt（1Gt=10億トン）から19年の7.8Gtに増加した。年平均成長(zhǎng)率は3.9％。うちインドは1.4Gtから2.3Gtに増加した（年平均成長(zhǎng)率は6.0％）。19年のロシアは1.5Gtにとどまった（年平均成長(zhǎng)率は約0.3％）。

その他の48カ國(guó)は3.5Gtから3.9Gtに増加した（年平均成長(zhǎng)率は1.3％）。この流れは高炭素エネルギーの使用と現(xiàn)在進(jìn)められている産業(yè)化に関連している。経済成長(zhǎng)を効果的に刺激するとともに、それに応じてCO2排出量も増加した。

同チームの最新の研究成果によると、2010-18年の間に50を超える新興排出國(guó)?地域の排出の年平均成長(zhǎng)率が世界平均を上回った。各國(guó)?地域の排出量は世界全體の排出量の1％未満だが、全體的な排出総量はインドの1.6倍。これらの國(guó)の今後の産業(yè)化に伴うインフラ整備により、炭素排出が持続的に増加する。これは21世紀(jì)末までの気溫上昇を1.5℃以內(nèi)に抑えるという目標(biāo)に対して厳しい課題を突きつけている。

同チームによると、この1.5℃という溫度抑制の目標(biāo)を達(dá)成する上、新興排出國(guó)?地域に十分な炭素排出スペースを保証するためには、その他の國(guó)は毎年炭素排出量を7.2％削減しなければならない。だが2010-18年のEUと米國(guó)の年平均低下率はそれぞれ1.4％と0.9％に過ぎなかった。

関氏は、「これは歐米を中心とする先進(jìn)國(guó)の排出削減に対して、より差し迫った要求を突きつけた。先進(jìn)國(guó)は新興排出國(guó)?地域に経済?技術(shù)サポートを提供する一方で、自國(guó)の排出削減目標(biāo)を強(qiáng)化し、新興排出國(guó)?地域の排出スペースを空ける必要がある」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年10月26日