電気毛布をはじめとする「中國の冬アイテム8點(diǎn)」は、歐州での好調(diào)な売れ行きが続いている。

11月11日夜、浙江省郵政管理局が発表した文書によると、今年のダブル11（11月11日のネット通販イベント）のセール期間には、海外からの中國製品への注文が例年に比べ目に見えて増加し、特に歐州市場向けの電気毛布、電子カイロ（ハンドウォーマー）、電気ストーブなど8種類の「中國の冬アイテム」の注文が増加したという。

海外でダブル11のセールが始まってから4時(shí)間で、ECサイトの全球速売通（アリエクスプレス）では、保溫機(jī)能付きレディースウェアが3萬點(diǎn)近く売れ、中國製の大量のレギンス、中綿ジャケット、ダウンジャケット、セーター、コートなどが海外の消費(fèi)者の冬支度を支えている。

速売通が提供したデータによると、10月、保溫機(jī)能付きインナーの売上高が前月比で246％増加した。中でもインナー上下セットはフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランドなど多くの國で、いずれも前月比3倍以上の伸びを達(dá)成した。中國製電子カイロは歐州全體での売上高が前月比で447％増加した。同じく暖を取るためのより経済的で身近な湯たんぽも、売上高が同300％増加した。

「中國の冬アイテム8點(diǎn)」の歐州での人気もさることながら、「海外向け通販」という新現(xiàn)象?新トレンドがより大きな注目を集めるようになった。

「海外向け通販」がトレンドになっている背景には、これまで中國の消費(fèi)者が海外製品を盛んに購入していたのとは逆に、今ではますます多くの海外の消費(fèi)者がECプラットフォームで中國製品を購入するようになったという現(xiàn)象がある。

この現(xiàn)象は、中國ECプラットフォーム、とりわけ越境輸出型ECが一定の國際的影響力を持つようになったことの表れと見なされている。

今年9月、ECサイトの「拼多多」は「2022年多多海外進(jìn)出サポートプラン」を開始すると発表した。100億件のリソースパッケージ（ダウンロード可能なコンテンツ）を投入し、第1期海外進(jìn)出ブランド100を選出し、製造業(yè)企業(yè)1萬社が海外市場に直接アクセスできるよう支援するという計(jì)畫だ。

第三者決済プラットフォームの支付寶（アリペイ）によると、浙江網(wǎng)商銀行は今年、アマゾン、速売通、ラザダ、ショッピーなどの越境EC企業(yè)へ約200億元（1元は約19.5円）の貸付を新たに行ない、中國中小企業(yè)の海外進(jìn)出をサポートする予定で、サービスを提供する越境EC企業(yè)は14萬社を超えるという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月14日