石炭や天然ガスなどの在來(lái)型エネルギーと異なる原子力による暖房供給が今年より行われる。山東省や遼寧省、浙江省などではすでに周辺住民への暖房供給が始まっている。中央テレビ網(wǎng)が伝えた。
山東省海陽(yáng)市ではこのほど、國(guó)家電投「暖核1號(hào)」原子力暖房供給プロジェクトが低溫試験運(yùn)行を開(kāi)始した。これは國(guó)內(nèi)最大の原子力暖房供給プロジェクトで、供給範(fàn)囲は市街區(qū)域の500萬(wàn)平方メートル弱にのぼり、住民20萬(wàn)人を?qū)澫螭趣筏皮い搿?/p>
地元市民によると、原子力暖房供給前よりも1平方メートルあたりの料金が1元(1元は約19.8円)安くなったという。しかもよりエコロジーになり、子供に連れて外に出た際も、空気がきれいになったように感じられるとしている。
遼寧省大連市では、紅沿河原発原子力暖房供給モデルプロジェクトが正式に稼働を開(kāi)始した。同プロジェクトは東北地域初の原子力暖房供給プロジェクトで、計(jì)畫(huà)中の暖房供給面積は24萬(wàn)2400平方メートル。地元住民約2萬(wàn)人を?qū)澫螭硕瑘?chǎng)の暖房を供給する。
國(guó)家電投遼寧紅沿河核電有限公司の郝宏生董事長(zhǎng)は、「原子力暖房供給により、原発が従來(lái)ならば海洋に放出していたエネルギーを利用者に直接提供している。この部分のエネルギーが浪費(fèi)されることなく、発電所の熱効率を高めるだけでなく、原子力全體の利用率も高めている」としている。
浙江省海塩県では、中國(guó)南方初の原子力暖房供給モデルプロジェクトとなる中核集団秦山原発?原子力暖房供給モデルプロジェクトが建設(shè)中だ。2025年までに竣工?フル稼働されると、約400萬(wàn)平方メートルの暖房供給の需要を満たし、標(biāo)準(zhǔn)石炭の消費(fèi)量を毎年約2萬(wàn)4600トン減らすことができるとみられている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年11月16日