1月20日に「大寒」が到來する。大寒は二十四節(jié)気の最後の節(jié)気で、冬の最後の節(jié)気でもある。冬が去って春が訪れ、大寒を過ぎると、また新しい四季のサイクルが始まることになる。
大寒より小寒の方が寒い
大寒と小寒は気溫の変化が名稱になった節(jié)気だ。上海社會科學(xué)院文學(xué)研究所民俗研究室の畢旭玲主任によると、「大寒という名前は小寒よりも寒そうに感じるが、実際は大寒の頃には自然界に陽の気が満ち始めて、すでに春に近づいている。そのため大寒を迎える頃の気溫は小寒の頃よりもやや高く、小寒の方が寒いことが多い」としている。
畢主任は、「二十四節(jié)気で小寒の後に大寒が設(shè)けられているのは、おそらく中國人の『不運が極まれば幸福がやって來る、すべては循環(huán)する』という伝統(tǒng)的な考え方と関係があるだろう。大寒の後で立春の節(jié)気に戻れば、ちょうど1年間のサイクルが完結(jié)する」と説明している。
大寒を過ぎるとまもなく春節(jié)、新たな年のスタート
今年の大寒は舊暦12月29日に當(dāng)たり、翌日は舊暦の大晦日で、大寒のシーズンの中で舊暦1月1日である春節(jié)(2023年は1月22日)を迎えることになる。新しい年を迎えるために、どの家も大掃除や玄関口に飾る春節(jié)飾りの準(zhǔn)備で忙しい。これはまず、空間を浄化して、環(huán)境を美しく整えるためだけでなく、心を浄化して、幸運を呼び込むためだ。春聯(lián)(春節(jié)に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)や福の字、花の窓飾りなど春節(jié)に関連したおめでたい飾りは、この時期、家を飾り立てるインテリアの主役にもなる。
人々は素晴らしい生活への期待に胸を躍らせながら家の中や門口を飾りつけ、新たな気持ちで新年を迎え入れ、これからの一年が幸せであるように願いを込めるのだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月20日