街中を走る二階建てバスは、雲(yún)南省昆明市に住む多くの人々にとってこの街の心に殘る記憶ではないだろうか。同市にある湖?滇池の湖畔にある草海大壩の駐車場に最近、外裝と內(nèi)裝を一新して中でコーヒーが飲める二階建てバス2臺が登場し、話題となっている。この「カフェバス」は、昆明公交集団が打ち出した「展望」バスだ。
カフェバスのセールスポイントは?
「ユリカモメ」をテーマにデザインされたこの2階建て「展望」バスの後部には、テーブルランナーや鳥の羽根を使ったインテリアがデザインされているほか、個性的なデザインのライトや飾りが置かれ、異國情緒を漂わせている。
また、車內(nèi)の天井はグレーがかったピンクで、座席はブルーと、ロマンチックでアットホームな雰囲気を演出している。日差しが穏やかな春の日に、バスの中で熱々のコーヒーを飲みながらスイーツを味わい、窓の外に目を向ければ、広々とした滇池の上空をカモメの群れが飛び回っている光景を目にすることができる。心地よいこと間違いなしだろう。
もう1臺の2階建て「展望」バスには、2階へ上がる階段に人の動きを検知して點燈するフットライトが取り付けられている。車內(nèi)は黃色と緑をメインにした配色で、雲(yún)南省の少數(shù)民族の要素や生物多様性をテーマに、花や鳥、魚、蟲をモチーフにした飾り付けやテーブルクロス、絨毯などを隨所にコーディネートしている。
「展望」バスのスタッフである楊成勇さんによると、バスでは現(xiàn)在、コーヒーやプーアル茶などのドリンクのほか、スイーツやケーキも提供されている。今後は利用者のニーズに合わせて、ピザやミルクティーといった商品も販売する予定という。
2階建て「展望」バスは、現(xiàn)時點では大壩の駐車場內(nèi)に停車して営業(yè)しているが、昆明公交集団は今後、運行ルートや停留所を最適化したうえで、客を乗せて街中を走らせ、「移動する街の景観」にする計畫という。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月10日