中國はここ10年、質(zhì)の高い発展や生態(tài)保護(hù)、交通整備、対外開放、貧困脫卻の難関攻略といった分野で目覚ましい発展を遂げてきた。ここでは5組の衛(wèi)星寫真を通して、同じ場所の今と10年前を比較し、その変化を見ていこう。

1組目の衛(wèi)星寫真は、貴州省金竜村の2013年11月と2022年8月の様子を比較している。さまざまな取り組みを通じて、金竜村では石漠化（土壌流出により巖石が露出する現(xiàn)象）率が47％から10％以下にまで改善した。

貴州省はかつて中國で石漠化した土地の面積が最大で、その程度が最も深刻な省で、生態(tài)系がとても脆弱だった。石漠化防止?回復(fù)対策を講じて、同省の石漠化した土地の面積は3萬200平方キロから、今では1萬7000平方キロ（40％減以上）にまで減少した。

2組目の衛(wèi)星寫真は、四川省涼山彝（イ）族自治州昭覚県にある斷崖村の2017年1月と2023年1月を比較している。2020年5月、村と山の下の標(biāo)高差が最大約1672メートルもあるため「斷崖村」と呼ばれてきた阿土列爾（アトゥラール）村に住む貧困世帯84世帯は貧困者支援のために県の行政中心地に建設(shè)された住居に移転した。斷崖の上にある村から街に引っ越した住民は、家の近くで病院に行ったり、學(xué)校に通ったり、文化活動(dòng)に參加したり、生活必需品を手に入れたりすることができるようになった。村民は、「以前は巖肌に設(shè)置したつるのはしごを使って山の下に降りていた。でも今は、広々とした場所に引っ越し、働き先もあり、幸せな生活を送ることができている」と喜んでいる。

3組目の衛(wèi)星寫真は、上海市の2013年と2022年の夜景を比較している。10年前に誕生した上海自由貿(mào)易試験區(qū)は10周年を迎えた。2022年10月の時(shí)點(diǎn)で、上海が誘致した外資のうち、浦東區(qū)が占める割合が40％を超えた。また、上海市の多國籍企業(yè)の地域統(tǒng)括會(huì)社（RHQ）の約50％、貿(mào)易量の約60％を同區(qū)が占めている。

ここ10年、上海市の総合実力は飛躍的に向上し、國際経済や金融、貿(mào)易、船舶輸送センターがほぼ完成しており、上海市はより「輝き」を増している。

4組目の衛(wèi)星寫真は、內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)通遼市扎魯特(ジャルド)旗の2013年5月と2023年2月の様子を比較している。現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、內(nèi)蒙古自治區(qū)の10盟?市以上に高速道路が通っている。右の衛(wèi)星寫真は、通遼市から扎魯特旗魯北鎮(zhèn)まで続く上下線各2車線の4車線の高速道路だ。

2021年末の時(shí)點(diǎn)で、內(nèi)蒙古自治區(qū)全域の道路の総延長距離は21萬3000キロに達(dá)した。

5組目の衛(wèi)星寫真は、2013年9月の遼寧省鞍鋼集団鉱業(yè)有限公司の東山包と、2022年9月の同社の鉱山生態(tài)パークを比較している。

グリーンシフトや低炭素発展の動(dòng)向に合わせて鞍鋼集団鉱業(yè)は、産業(yè)構(gòu)造を積極的に調(diào)整し、鉱山の再緑化に力を入れ、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、生態(tài)系が回復(fù)した土地の面積は累計(jì)で約3174萬平方メートルに達(dá)している。また、高木や低木を約1410萬本植樹してきた。これらの取り組みが功を奏して、以前は粉塵が舞っていた鉱山が今では、緑あふれる美しい生態(tài)パークへと華麗なる「変身」を遂げている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月13日