中國の伝統(tǒng)衣裝「華服」を著て旅行に行ったり、出かけたりするというのが今、中國の若者の間で人気になっている?!溉A服」とは、中華民族の歴史や文化的要素、趣など、はっきりとした特徴を備えた伝統(tǒng)衣裝を指す。中國では2018年から舊暦3月3日を「中國華服の日」としている。先ごろ閉幕した第5回「中國華服の日」イベントでは、青年華服ファン1萬人以上が、會場で一堂に會した。そんな中、中國青年報(bào)社·中青校媒は中國全土の高等教育機(jī)関の大學(xué)生を?qū)澫螭衰ⅴ螗暴`ト調(diào)査を?qū)g施し、117校の1464人から有効回答を得た。調(diào)査結(jié)果によると、回答者の76.30%が「華服が好き」、42.14%が「華服のことをある程度知っている」と答えた。中國青年報(bào)が報(bào)じた。
若者の間で華服が流行
「華服」を普段の生活の中に取り入れる若者が現(xiàn)在、中國で増えている。中青校媒の調(diào)査では、回答者の45.49%が「華服を著たことがある」と答えた。うち4.78%が「華服の大ファンで、華服をすでに普段著にしている」と答えた。また、13.59%が「旅行、又は特定の活動の時に漢服などを著る」、27.12%が「華服を著るシーンはあまりないが、著たことがある」と答えた。
山東財(cái)経大學(xué)に通う鄒斌倩さんは今年の春、唐代の伝統(tǒng)衣裝「襦裙」を著て友達(dá)と出かけたといい、「公共バスに乗った時、ある女の子がおじいちゃんに、『お姉さんが來ている服は何?とってもきれい』と言っているのが聞こえた。おじいちゃんは、『中國の漢服だよ』と答えていた。あの瞬間、誇らしげな気持ちがした」とし、華服が若者の間で流行している理由について、「中國の文化や伝統(tǒng)が大好き。また、それを研究する過程で、中國伝統(tǒng)文化の魅力をひしひしと感じることができる」と語る。
中青校媒の調(diào)査では、回答者が華服を好む理由はいろいろあることが分かった?;卮鹫撙?0.45%が「華服は見た目に優(yōu)れ、自分のセンスに合う」、73.49%が「華服に込められた中華の歴史文化を重視しており、伝統(tǒng)衣裝を通して伝統(tǒng)文化を理解したいから」、56.92%が「華服を著て沒入型體験を楽しむのが好きだから」、21.57%が「華服が流行っているので、その流行に乗りたいから」と答えた。
安徽工業(yè)大學(xué)に通う周琴さんは、「秦、漢、唐、宋、清の時代の華服にしても、民國時代のチャイナドレスにしても、それぞれに獨(dú)特の魅力がある。時代によって服の文化的特徴も異なり、服そのもののデザインのほか、その背後の深みある文化にも夢中になっている。出かける時も、講義に出る時も、華服は選択肢の一つ。華服は中華各民族の伝統(tǒng)衣裝で、毎日著ていても飽きない。見た目にも優(yōu)れているので、一人でも多くの人のそれを見てもらいたい。中國文化に対する自信の表れだと思う」としている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月12日