ブラックボックスの位置特定の方法は?
MH370便に一體何が起きたのだろう?機械の故障、または悪天候に遭遇したのだろうか?それとも人為的要因だろうか?消息不明の謎を解くために、飛行記録が収められているブラックボックスの発見が必須となる。しかし、ある専門家は、「現在、MH370便のブラックボックス捜索は、稲束の中から1本の針を探すようなもの」とその難しさを語る。では、ブラックボックスの位置をどのように特定すればいいのだろう?
徐大佐は、「発見を容易にするために、ブラックボックスは、位置通報用の音響発信機(アコースティック?ビーコン)などを內蔵している。もし、飛行機が墜落し、かかる負荷が一定を超えると、予備のバッテリーと発信システムが自動で作動する」とし、ブラックボックスのバッテリーに関して「30-60日持つ。そのため、操作の初期段階では問題にならない」とした。
さらに、「ブラックボックスは銅製で、電波やビコーン、ソナーなどの情報システムを通して外部に信號を発することができる。しかし、それらの信號を捉えるために、捜索隊側にも、相応のシステムが必要」と指摘。殘骸が海中に沈んでしまった恐れがあること関しては、「捜索船にはレーダー設備があり、海中の金屬性の物體を捜索することができる。そのため、海中に沈んでいても、発見することができる。捜索の方向性が大方正確であれば、殘留物を見つけるのに、それほど時間がかかることはない」と語った。
MH370便はなぜ忽然と消えた?
現在、攜帯でさえ位置情報システムを備えているのに、最新設備を備えるボーイング777-200型機がなぜ、忽然と姿を消したのだろう?柯副秘書長は取材に対して、「飛行機には、航空機用救命無線機(ELT)が搭載されており、非常事態(tài)が発生した場合、パイロットは遭難信號を送信することができる」とし、「ハイジャックや故障、無線機の故障などが発生した場合、民用航空の規(guī)定に基づき、それぞれ7500、7600、7700の信號を送信することになっている。墜落した場合でも、信號を送信する時間が10分以上あるはず」と説明した。
一方、今回、MH370便がレーダーから消えた事に関して、柯副秘書長は▽悪天候に遭遇し、飛行機の老朽化が原因で空中分解した。この可能性は非常に低いが、これまでに世界で事例がある▽飛行機のエンジンかガソリンタンクが爆発し、飛行機もろとも爆発した▽人為的原因で、パイロットに信號を送信する時間が全くなかった----の3つの可能性を挙げた。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月13日
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