初春はまだ寒さが殘り、天気も変わりやすい。北京では數(shù)日前、最高気溫が20度を上回ったが、ここ數(shù)日また気溫が下がってきている。気象部門の予測によると、19日夕方ごろから5-6級（風(fēng)速8.0-13.8メートル）の北風(fēng)が吹き、汚染物質(zhì)が拡散され大気質(zhì)が向上する一方で、気溫も14度前後まで下がる見通し?！复氦虾裰?、秋は薄著に」という言葉があるが、市民は１枚多めに著込むことを心がけるべきだ。北京青年報が伝えた。

　北京市環(huán)境保護(hù)局によると、18日午前8時、北京市最南部の瑠璃河で軽度の汚染が観測されたのを除き、他の35カ所のモニタリングポイントでは大気質(zhì)が2級（良）となった。10時のデータによると、市內(nèi)6區(qū)と北西部の昌平、延慶などではPM2.5の平均濃度が1立方メートルあたり17マイクログラム、大気質(zhì)は1級（優(yōu)）で、その他の地域でも1立方メートルあたり50マイクログラム前後となった。午後4時、北京市各地域におけるPM10濃度は、軽度?中度汚染レベルとなった。

　頻繁な煙霧の襲來により、一部市民は霧と煙霧の見分けがつかなくなっている。これについて中國気象局の専門家は、「霧は自然現(xiàn)象の一種で、地上付近の大気に含まれる大量の微細(xì)な水滴（氷晶）が集まったもの。一方の煙霧は人的な要因によって引き起こされたもので、大気中のほこり、硫酸、硝酸、有機(jī)炭化水素などの粒子によって大気がにごり、可視度が悪化する現(xiàn)象」と語った。

　このほか、霧と煙霧は色や出現(xiàn)する時間帯も異なる。霧は乳白色、青味を帯びた白色だが、煙霧は黃色、オレンジがかった灰色をしている。霧は一般的に真夜中から早朝にかけて出現(xiàn)しやすく、煙霧は時間帯によって出現(xiàn)する頻度はあまり変わらない。しかし、霧と煙霧はしばしば同時に出現(xiàn)し、特に風(fēng)力が弱く、汚染物質(zhì)の水平方向の拡散に不利な日に出現(xiàn)しやすい。このほか、低空の大気層が安定し、地上付近に逆転層が出現(xiàn)しやすく、汚染物質(zhì)の垂直方向の拡散に不利な場合も、汚染物質(zhì)が大気境界層で集まり、煙霧を形成しやすい。広範(fàn)囲の煙霧が出現(xiàn)すると、気候によっては數(shù)日間にわたってその場に留まることがある。（編集SN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2013年3月19日