価格がわずか「9元(約150円)」の航空券を取り扱う、広東初のLCC（格安航空會社）が誕生することになった。春秋航空と西部航空に続き、中國國內(nèi)で3番目のLCC（法人登記地：広州）となる九元航空は15日、米ボーイング社と航空機(jī)購入契約を広州で取り交わした。同社の発注數(shù)は50機(jī)と、中國民営航空史上、最大規(guī)模となった。南方都市報(bào)が伝えた。

　九元航空は今年2月、中國民用航空局から設(shè)立認(rèn)可を得て、今年下半期に運(yùn)航サービスを開始する予定。ボーイング中國公司の唐義恩社長は、「九元航空との売買契約については、今後、中國政府関連部門による認(rèn)可を待つ必要がある。九元航空には、2020年までに50機(jī)を納品し終え、続々と投入される計(jì)畫だ」と話した。

　九元航空の紀(jì)広平社長は、會社設(shè)立地として広州を選んだ理由について、「広州は、國內(nèi)で出稼ぎ労働者が最も集中する場所であり、商工業(yè)界の中小企業(yè)の発展が最も目覚ましい場所でもある。これらが、LCCの本拠地として決定的な魅力となっている」と話した。紀(jì)社長はさらに、「九元航空の誕生によって、LCC市場に新たな動きが起こり、新たな顧客源が発掘され、新たな航路が開拓されるという期待が大きい。また、他の航空會社と直接バッティングすることもあり得ない。9元（約150円）、99元(約1600円)、199元（約3200円）、299元（約4900円）などの各種格安チケットを出す予定だが、格安チケット展開戦略はまだ煮詰まっておらず、具體的な路線プランも確定していない」と続けた。(編集ＫＭ)

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月16日