上海金融?法律研究院の聶日明研究員がこのほど発表した文章によると、リスクとは多面的なものだ。まず銀行は早急に実質(zhì)高金利で貯蓄を集めざるを得なくなり、経営リスクが急速に高まる。次に市場のハイリターンに対してはハイリスクが存在するが、小規(guī)模投資家はこの點を認識していない。ネット金融でリスクが発生すれば、より大きな範(fàn)囲でのリスクやシステム的なリスクにつながる可能性があり、社會の安定性をひどく損なうことになるという。

　また聶研究員は次のように話す。通貨ファンドの収益率がこれほど高いのは正常なことではない。これは、ここ數(shù)年の社會融資の金利水準の全面的な上昇に対応したものであり、社會全體で企業(yè)の利益と個人の所得が7％の伸びを達成できるかどうかはわからないし、稼いだ資金が償還には足りない可能性が高い。

　業(yè)界関係者の間では、ネット金融との預(yù)金防衛(wèi)戦の中で、銀行の預(yù)金金利の市場化プロセスがさらに加速するとの見方が一般的だ。

　ある公開されたデータによると、現(xiàn)在市場で販売されている「余額寶」とその仲間達は収益率が6％に達しており、微新利財通などは春節(jié)（舊正月。今年は1月31日期間に7.9％まで上昇したという。

　多くの業(yè)界関係者が、ほとんどのネット資産運用商品は、主に通貨ファンドを提攜先としており、集められた資金は基本的に通貨ファンドに投入される。通貨ファンドの収益は市場の資金価格と連動しており、資金価格の水準は年間収益率に直接影響するとの見方を示す。

　さらに大事なことは、ネット企業(yè)とファンド企業(yè)が補助金方式でファンドの収益率を維持していること、人為的な資金拠出によってプレミアをつけていることだ。たとえば株式取引の約定日當(dāng)日に決済を行う「T＋0」で資金を拠出して、約定日翌日に決済を行う「T＋1」の顧客を奪うといった方法では、急場をしのぐことしかできない。交銀施羅徳基金管理有限公司の杜靜監(jiān)事長によると、金利が引き続き高止まりすれば、最終的にはマクロ経済の成長ペースの鈍化につながり、企業(yè)利益が減少する。こうした資金調(diào)達コストの高さは実體経済にとって受け入れにくいだけでなく、金融システムにとっても受け入れが難しいことだ。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月18日