レビンとカローラは、トヨタの北京モーターショーにおける主力車種だ。両車種はキーンルックと呼ばれるシャープな外観を採(cǎi)用した。トヨタのこの新しい風(fēng)格は、新型RAV4、新型ヴィオス、新型ヤリスによって中國(guó)人消費(fèi)者に知られている。小型化し細(xì)長(zhǎng)くなったフロントグリル、よりシャープでスポーティーになったヘッドライト、開口を強(qiáng)調(diào)する臺(tái)形のバンパーなどが特徴的だ。これらの要素を組み合わせると、新しいトヨタの若返ったファミリーの特徴が形成される。トヨタのこれまでの「ミスがなければ成功」という製造哲學(xué)と比べ、キーンルックは消費(fèi)者の若年化?個(gè)性化の流れに順応した。しかし控えめで含蓄に富むデザイナーが大膽に中庸の風(fēng)格を投げ捨て、若者向けのスポーティーで刺激的なデザインを形成すると、往々にして、程を把握できずやりすぎてしまう問題が生じる。デザインと調(diào)和の面で、新しいトヨタに対しては毀譽(yù)褒貶さまざまな反応が見られる。極端から極端に飛び移ったトヨタは、必要であった「?jìng)€(gè)性」を手にしたが、かつての優(yōu)雅さと精巧さを失った。またその他の展示ブースには、トヨタのようなデザイン面の「溝」は存在しない。量産化に近づいているVWのコンセプトカー「NMC」、ヒュンダイのコンセプトカー「ix25」、國(guó)産化を間近に控えたベンツCクラスとジープ?レネゲート、中國(guó)の新ブランド「観致」のすべてが、ファッショナブルな活力とブランドの個(gè)性を調(diào)和的に融合しており、トヨタのようなもつれや迷いは見られない。
トヨタの迷いは外観だけではなく、車內(nèi)にも蔓延している。レビンとカローラの中央制御パネルは、自動(dòng)車修理工場(chǎng)で後付したように見える。日本車が最も得意とする細(xì)やかな製造技術(shù)の面でも、トヨタは低迷の兆しを見せており、同じ価格帯の中で強(qiáng)みを失っている。
強(qiáng)いトヨタは一時(shí)的にインスピレーションと方向性を失ってしまったのだろうか?この狀況は、それほど楽観視できない。デザインは文化の縮図であり、どれほど才能豊かなデザイナーもその文化から離れ獨(dú)立して存在することはできない。日本の近年の音楽?映畫?テレビドラマなどの、世界の文化に対する衝撃と影響力を見れば、同じく曲線を描き低下していることが分かる。その一方で、中國(guó)と韓國(guó)の影響力が日増しに強(qiáng)化されている。文化は直接的な原因ではないが、日本車のデザインがますますおかしくなり、競(jìng)爭(zhēng)者に追い越されていることを側(cè)面から説明できる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年5月4日
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