「壽司の神」と題されたドキュメンタリーがある。世界最年長(zhǎng)のミシュラン三つ星シェフ、小野二郎氏と彼の鮨店を描いた作品だ。小野氏の自身の料理に対する要求は極めて高い。毎日決まった人數(shù)の客だけ入れ、付出しから鮨ネタまで自ら味見(jiàn)して選ぶ。「すきやばし次郎」では10年の下積みを経てやっと卵焼きを造ることができ、その厳しさの一端が伺えるだろう。ドキュメンタリーは観る人に、一人の人間が料理に対する執(zhí)念のみならず、一人の「職人」として存在する調(diào)理師の真剣さと慎みを魅せている。北京青年報(bào)が伝えた。

　日本を訪れた人は、「壽司の神」のごとき職人精神が至る所に見(jiàn)受けられることを感じる。我々は常々、中國(guó)のハイディラオ（海底撈火鍋）の気配りあるサービスは周到だと語(yǔ)るが、日本ではどの料理店もハイディラオだ。

　第37回日本アカデミー賞授賞式が先月7日、東京で盛大に開(kāi)催された?！钢郅蚓帳唷梗ㄊＲ脖O(jiān)督）は最優(yōu)秀作品、最優(yōu)秀監(jiān)督、最優(yōu)秀主演男優(yōu)など計(jì)12賞を受賞した作品となった。作品中の國(guó)語(yǔ)辭典「大渡?！工?3年の歳月を経てやっと完成した。一人の主役「馬締光也」の全青春をほぼ費(fèi)やした。

　この13年の間、馬締光也は心惹かれる女性に出逢った?；イい酥兢蛲袱趣工毳雪`トナーとなり、先輩の死に遭った……1冊(cè)の辭典が編集者數(shù)人の共同生活の縮図となり、また1本の手がかりのようでもあり、人心盡くした各々を結(jié)んだ。

　馬締光也役の松田龍平は、この真剣で、ある意味紋切り型の役柄をぴったりと演じた。彼の物事への姿勢(shì)と眼差し、愛(ài)情を待つ不器用さは、「林香具矢」を惹きつけ、また彼は唯一無(wú)二の辭典編集者に成長(zhǎng)した。

　「舟を編む」の基調(diào)は穏やかで平淡だ。馬締光也も観る人に寢ぼけた感覚を抱かせるが、不思議なことに皆と一緒に仕事をするだけで、爽快な音楽がシーンをあっさり切り替えるように、ムードも明るくなってくる?！钢郅蚓帳唷工细·欷皮い胜?。大げさもない。活発な役柄を演じたオダギリジョーも、軽快さをぴったりと感じさせた?！钢郅蚓帳唷工蠆貥S映畫(huà)ではないが、最も積極的な意義を含んでいる。キャストの演技はいずれも一般市民で、真に生活に密著した、平凡な人達(dá)だ。

　著実に身のまわりの物事を済まそう。弁護(hù)士ならば、あなたがすべき事をしよう。法制度を維持し、正義を守る。教師ならば、學(xué)生の自由思想の能力、獨(dú)立した人格を育てよう。記者ならば、良心によってこの社會(huì)の真実を報(bào)道しよう。醫(yī)師ならば、患者の治療に沒(méi)頭し、ワイロを受け取らない。警察官ならば、秩序を維持すべきで、悪事を働いてはならない。もしそれぞれが自身の本職において職位本來(lái)に求められる姿をその通り実現(xiàn)すれば、この世界がより良くなるのは間違いない。（編集HT）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年4月25日