甘粛省政府は9日、二酸化炭素排出権取引センターの設立に同意した。同センターは省科技発展投資有限責任公司、省科技発展促進センターが発起人で、今年10月に取引を開始する予定だ。科技日報が伝えた。
甘粛省は早くからクリーン発展體制の構築を始めた內陸の地方で、國連の気候変動枠組條約に登録されたプロジェクトが225件に達し、二酸化炭素の排出を年間2751トン削減している。甘粛省は50の國際機関、國內の500余の企業(yè)と二酸化炭素取引活動を実施した。2461トンの二酸化炭素排出権の取引を実施し、取引金額が15億元(約245億円)に達した。甘粛省政府は2013年に「気候変動対応特別計畫」を発表し、溫室効果ガスの排出ピーク値、排出削減方法、統(tǒng)計システムの研究を進め、「溫室効果ガスリスト」を作成した。また金昌國家級低炭素試行都市で、模範事業(yè)を展開した。
カク遠副省長(カクはおおざとに赤)は、「プロジェクト件數と取引件數で見ると、甘粛省は全國4位で、二酸化炭素排出権取引の巨大な市場だ。甘粛省のエネルギー活動は、溫室効果ガス排出量の約80%を占めており、伝統(tǒng)的な産業(yè)による排出が中心となっている。國家生態(tài)安全障壁総合試験區(qū)、1000萬kW級風力発電?太陽光発電拠點の建設により、二酸化炭素排出権取引市場の未來に期待できる」と語った。
同センターは理事會が指導する企業(yè)責任制を実施し、理事長部門は省発展改革委員會、副理事長部門は省科學技術庁、省工業(yè)?情報化委員會となる。初期は地域性二酸化炭素排出権取引プラットフォームとなり、その後は國家級の二酸化炭素排出権取引所として位置づけられ、世界の二酸化炭素排出権市場と結びつく。市場メカニズムに基づきカーボンオフセット商品の取引、二酸化炭素排出枠の取引、削減量?汚染物排出権の取引を実施し、グリーン?低炭素の発展を促す。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月11日
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