アジアインフラ投資銀行（AIIB）の創(chuàng)設(shè)メンバー意向國の代表が29日、北京で行われたAIIB設(shè)立協(xié)定の署名式に出席した。これにより、AIIBの今後の運(yùn)営において各方面が遵守する「基本法」が確立され、設(shè)立に向けた重要な一歩となった。新華網(wǎng)が伝えた。

今回署名された協(xié)定は11章?60條からなり、AIIBの趣旨、メンバー國の資格、資本金および議決権、業(yè)務(wù)運(yùn)営、ガバナンス構(gòu)造、意思決定メカニズムなどの重要な內(nèi)容が盛り込まれている。AIIBの設(shè)立と早期の業(yè)務(wù)開始に向けた法的基礎(chǔ)が固められた。

協(xié)定の中で最も注目を集めているのは、創(chuàng)設(shè)メンバー國の出資金と議決権に関する內(nèi)容だ。AIIBの資本金は1000億ドル、域內(nèi)國と域外國の出資比率は75：25で、加盟國の出資比率はGDPに応じて分配されるほか、各國の出資意向も尊重される。

協(xié)定が規(guī)定する原則に基づき計(jì)算すると、中國の出資額は297億8040萬ドルで、議決権比率は26.06％?，F(xiàn)段階ではAIIBの最大の出資國であり、議決権比率も最高の國となっている。

AIIBの本部は中國北京に置かれ、將來的には発展の需要に合わせ、他地域にも関連機(jī)関や事務(wù)所を設(shè)置する見通し。その他、総裁（1人）は域內(nèi)國から選出され、任期は5年間、1度の再選資格を持つ。

協(xié)定の署名後、すぐにAIIBが設(shè)立できるというわけではない。今回署名を行ったのは創(chuàng)設(shè)メンバー意向國57カ國全てではなく、署名しなかった國は2015年末までに署名を済ませる見通し。また、創(chuàng)設(shè)メンバー意向國は2016年12月31日までに本國の立法機(jī)構(gòu)による承認(rèn)を得た後に、AIIBの創(chuàng)設(shè)メンバーとなることができる。

もちろん、AIIBの本格的な業(yè)務(wù)開始がそれほど遅れることはないだろう。協(xié)定では、署名國のうち少なくとも10カ國で承認(rèn)され、署名國の初期出資額が資本金総額の50％を上回れば、年末までの業(yè)務(wù)開始を確保できると規(guī)定している。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月29日