29日、アジアインフラ投資銀行（AIIB）への參加の意向を表明した創(chuàng)設(shè)メンバー國(guó)の代表が北京に集まり、AIIB設(shè)立協(xié)定の署名式に出席した。これにより、AIIBおよび同行の今後の運(yùn)営をめぐり各メンバー國(guó)が共に遵守すべき「基本ルール」が成立、順調(diào)なスタートに向けた大切な一歩が踏み出された。アジアインフラ投資銀行（AIIB）の法定資本金は1千億ドル（約12兆円）、うち中國(guó)の出資額は297億8040萬(wàn)ドル（約3兆6千億円）と、総額の30.34％を占め、中國(guó)はAIIBの最大の出資國(guó)となっている。新京報(bào)が伝えた。

AIIBのメンバーは、アジア國(guó)家だけではなく、アジア以外の國(guó)家も含まれる。銀行株式の割り當(dāng)ては、まずアジア各國(guó)に優(yōu)先的に割り當(dāng)てられる。規(guī)定によると、割り當(dāng)て率は、アジア各國(guó)が75％、アジア以外の國(guó)家が25％。これをベースとし、メンバー國(guó)には、GDPの割合に応じて株式が分配される。

かつて世界銀行とアジア開(kāi)発銀行（ADB）のプロジェクトに參與した國(guó)家発展改革委員會(huì)（発改委）対外経済研究所の張建平?所長(zhǎng)は、「GDP規(guī)模に基づき株式を分配するという方法では、為替レートによる計(jì)算と現(xiàn)金為替市場(chǎng)での価格?購(gòu)買力平価の計(jì)算が採(cǎi)用される。この方法によれば、中國(guó)にそれだけの割り當(dāng)てが行われることも、道理に適っている。他の國(guó)際金融機(jī)関も軒並み、このような方法で株式や投票権の割り當(dāng)てを行っている」とコメントした。

以前、「中國(guó)は（AIIBの）一大株主になることを貪欲に求めている」と報(bào)じられたことについて、張所長(zhǎng)は、「株式所有権は、各國(guó)の経済発展レベルと直接関係している。協(xié)定通りに運(yùn)営すれば、株式の分配に不公平が発生することはあり得ず、中國(guó)だけが株式を占有し、中國(guó)の出資額が多いことによって他のメンバー國(guó)からの不満が生じるような局面は、一切避けることができる。それでもなお、中國(guó)は、AIIBで最大の発言権を維持することができる。これはまさに『一挙三得』と言えよう」との見(jiàn)方と示した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年7月1日