最近の株式市場の持続的な下落傾向について、中國証券監(jiān)督管理委員會(証監(jiān)會)の張暁軍報道官が29日にコメントを発表した。それによると、最近の市場の下落は急速な上昇に対する調(diào)整効果であり、目下、証券會社の信用取引事業(yè)は正常に運(yùn)営され、場外での投機(jī)行為のリスクもある程度緩和されており、市場に參加する主體が信頼感を高め、理性的に市場に対応し、資本市場の安定で健全な発展をともに促進(jìn)することを願うという。新華網(wǎng)が伝えた。
張報道官は、「これまでの株式市場の上昇により大量の優(yōu)良銘柄が蓄積された。最近の市場の下落は急速な上昇に対する調(diào)整効果であり、市場自身が法則に基づいて動いたことの結(jié)果だが、揺り戻しが早すぎれば市場の安定健全な発展にはマイナスになる。6月29日の市場は高値で始まり、中盤で大幅に変動し、終盤も下落傾向が続いたが、26日に比べて買い注文が目立って増加し、売買と活性度は引き続き高い水準(zhǔn)を保った」と述べた。
統(tǒng)計によると、6月15~29日の上海証券取引所および深セン証券取引所の一日あたり平均出來高は1兆5千億元(約29兆5740億円)に上り、年明けから6月12日までの平均1兆2千億元(約23兆6592億円)を上回った。一日あたり平均口座開設(shè)數(shù)は25萬5千件で、年初~6月12日の21萬6千件より多かった。6月26日までの証券會社の顧客の信用取引殘高は2兆9900億元(約58兆9510億円)に上り、年初~6月12日の1兆8300億元(約36兆803億円)を大幅に上回った。
張報道官は、「現(xiàn)在、証券會社の信用取引事業(yè)は安定している。第1に、6月26日の融資殘高は2兆1200億元(約41兆7925億円)に上り、6月12日よりも4.3%少ない965億元(約1兆9023億円)に減少した。第2に、強(qiáng)制決済の金額は少なく、6月15~26日には擔(dān)保率を130%以下に維持するために強(qiáng)制的に決済された金額は961萬元(約1億8944萬円)にとどまった。第3に、6月26日現(xiàn)在、擔(dān)保率は顧客全體で247%を保ち、年初の240%を上回った。全體としてみると、証券會社の信用取引事業(yè)は正常に運(yùn)営され、リスクは制御可能で、およそ2週間にわたる株式市場の大幅回復(fù)傾向の試練に耐えるとみられる」と述べた。
張報道官によると、証監(jiān)會はこれまで通り法律が定めた監(jiān)督管理の職責(zé)を履行し、インサイダー取引、市場操作といった投資家の権利を侵害する違法行為を継続的に厳しく取り締まり、口座の実名制度の規(guī)定に違反する疑いのある場外での投機(jī)行為を抑制し、市場の反響が大きい大口株主、企業(yè)の理事、監(jiān)事、上級管理職らの規(guī)定や約束に違反した売卻行為を法律に基づいて取り締まるという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月1日
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