筒井重雄氏の生前の寫真。
1958年、筒井氏は妻と子供2人と共に日本に帰國した。健史氏は「父は口には出さなかったが、心にはいつも中國のことを気にかけていた。小さい頃、父が仕事をしている時にはいつも知らない言葉の不思議な歌を歌っていた。今にして思うと、それは八路軍の軍歌だった」と話しながら一冊のアルバムをめくった。寫真には在日本中國大使館で行われた中國人民解放軍建軍85周年の祝賀會に招待された92歳の筒井重雄氏が他の日本人八路軍の兵士たちと「中國人民解放軍軍歌」を合唱していた。「父は歌を歌うのが大好きだった。年をとっても忘れなかった」と健史氏は続けた。
父親の印象について話がおよぶと「父がいつも言っていたことは『私には3つのふるさとがある。それは群馬、長野、そして中國だ』父は中國で18年しか過ごしていなかったが、3つのふるさとのうちの1つという地位は揺るがない。父の中國に対する深い想いが十分に表れている」と語った。
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