中秋節(jié)を迎え、伝統(tǒng)的なお月見や燈篭の鑑賞といったお祝いの行事で近親者が集まるのは、國內(nèi)外の中國人に限らない。このような東洋の祝日を理解して、伝統(tǒng)的な方法で祝日を祝う米國人が、増加の一途をたどっている。米華字紙「僑報(bào)」の報(bào)道を引用して中國新聞網(wǎng)が伝えた。

カリフォルニア州パサデナ市にあるパシフィックアジア博物館(USC Pacific Asian Museum)で開かれた中秋節(jié)祝賀イベントには、アジア人が集まっただけではなく、わざわざ「東方伝統(tǒng)の祝祭日を祝う行事」に參加しに來た米國人も多數(shù)いた。

パティ?ハリソンさん（女性）は、ハンドメイドのミニ燈篭を手に持ち、自分自身と中秋節(jié)との不思議な縁について、「3年前の中秋節(jié)、たまたま雲(yún)南省大理市にいた私は、初めて中秋節(jié)について聞いた。ラッキーなことに、中國人家庭で伝統(tǒng)的な中秋節(jié)を過ごすことができた。この経験から、『中秋節(jié)』は、深く私の脳裏に刻みこまれた」と話した。彼女は、嬉しそうに、自分が作ったミニ燈篭を見せてくれた。

彼女以外にも、多くの米國人が、身近にいる中國人の影響を受けて、中秋節(jié)の祝賀行事に加わるようになった。

今年大學(xué)院を卒業(yè)し、社會人になったばかりの田さんは、「私がこれまでに過ごした中秋節(jié)の中でも、特に印象深かったのは、昨年、私の擔(dān)當(dāng)教授の家で過ごしたときのことだ。教授一家は全員、生粋の米國人だが、中國人が彼らの家にホームステイしていた時(shí)に、中國の様々な伝統(tǒng)的祝日にまつわるあれこれを聞いて知っていた。有難いことに、教授は、『中秋節(jié)には必ず家族が一同に集う』ことを聞き、祖國から遠(yuǎn)く離れた異國で學(xué)ぶ我々留學(xué)生の事を想いやって、わざわざ自宅の庭で擔(dān)當(dāng)クラスの中國人學(xué)生のために中秋節(jié)の會食を準(zhǔn)備してくれた」と當(dāng)時(shí)を振り返ってしみじみと語った。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月30日