12月2日は全國交通安全デーだ。公安部など6部門は今年のテーマを「危険運転にノー、安全でマナーを保った運転を」と決定した。スマートフォンの普及に伴い、運転中の「よそ見」が交通事故を招く大きな要因になっている。人民日報が伝えた。
統(tǒng)計によると、2014年の全國の軽微交通事故(軽微な財産損失、軽微な怪我が発生した交通事故)は656萬3千件、うち、よそ見運転による事故が309萬9千件で、47.22%を占めた。今年はよそ見運転の取り締まり件數(shù)が前年同期比11.1%増の40萬3千件に達している。
▽運転中の攜帯使用、危険度は薬物運転に匹敵
鄭州市交通警察支隊の邢紅軍氏は「攜帯電話を見ている間、その車は無人運転狀態(tài)になり、非常に危険」と指摘する。
安徽省懐寧県公安交通警察大隊の呉斐氏は「研究によれば、電話に出ている時の人の脳の反応速度は飲酒運転時よりも30%遅く、若いドライバーでも、70歳の高齢ドライバー並みになる。運転中の攜帯使用はドライバーの反応能力を大きく下げてしまうため、交通事故を誘発しやすい。特に、高速運転中に攜帯電話を使う危険性は、飲酒運転や薬物運転に匹敵する」と指摘する。
統(tǒng)計によると、運転中に攜帯電話を見ていて事故が発生する割合は通常時の23倍、攜帯電話で通話中に事故が発生する割合は通常時の2.8倍となっている。
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