東芝の情報(bào)筋が5日に明らかにしたところによると、粉飾決算問題により抜本的な事業(yè)の見直しを迫られている東芝は現(xiàn)在、冷蔵庫(kù)や洗濯機(jī)など白物家電事業(yè)の売卻を検討している。シャープと合弁會(huì)社を設(shè)立し、白物家電事業(yè)を統(tǒng)合する案も浮上しているほか、PC事業(yè)も切り離し、富士通と合弁を立ち上げる方向で交渉に入ったという。新華網(wǎng)が伝えた。

日本の老舗メーカーの巨頭である東芝は、1930年に日本初の電機(jī)洗濯機(jī)を発売。白物家電事業(yè)はかつては同社の事業(yè)の柱だった。共同通信社は「巨額の赤字を計(jì)上した東芝は、事業(yè)の売卻?統(tǒng)合で生き殘りを図ることを余儀なくされた」と指摘している。

同社の2015年9月中間決算によると、営業(yè)損益は904億円の赤字となった。赤字の大きな原因となったのが、白物家電事業(yè)の不振だ。一方のシャープも今年4月から9月にかけて252億円の赤字を計(jì)上しており、東芝にとっては「同じ苦境にある兄弟」と言える。

業(yè)界観測(cè)筋は、「東芝とシャープが白物家電事業(yè)を統(tǒng)合すれば、部品調(diào)達(dá)などの面でコスト削減につながる可能性がある。しかし、合弁會(huì)社が持続的に投資を獲得し、技術(shù)面で優(yōu)位に立ち、他國(guó)の同業(yè)他社と競(jìng)爭(zhēng)していくには、強(qiáng)固な財(cái)務(wù)基盤が必要」と指摘する。

情報(bào)筋は、「合弁會(huì)社は官民ファンドの産業(yè)革新機(jī)構(gòu)に資金などの援助を打診する可能性がある。しかし、産業(yè)革新機(jī)構(gòu)が出資すれば、稅金を使って赤字企業(yè)を救済したと批判されるだろう」と語(yǔ)る。

東芝は今年7月、利益の水増しによる不適切會(huì)計(jì)問題（粉飾決算）が発覚し、日本企業(yè)界を震撼させた。東芝が設(shè)置した第三者委員會(huì)の調(diào)査報(bào)告書によると、稅引前利益の過大計(jì)上額は2014年3月までの約5年間で1518億円に達(dá)した。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月7日