▽11兆ドルの共同市場を形成
ここ數(shù)年、中韓経済は深いレベルで交流と融合が進(jìn)み、お互いにとってお互いが欠かせない存在になっている。14年の二國間貿(mào)易額は2905億6千萬ドル(1ドルは約121.2円)に上り、中國は韓國にとって最大の貿(mào)易相手國であり、最大の輸出市場であり、また最大の輸入元國で、韓國は中國にとって3番目の貿(mào)易相手國だ。中韓FTAがカバーする分野は貨物貿(mào)易、サービス貿(mào)易、投資、ルールなど17分野に及び、電子商取引(eコマース)、政府調(diào)達(dá)といった「21世紀(jì)の経済貿(mào)易テーマ」が含まれる。雙方の間では、國內(nèi)総生産が11兆ドル規(guī)模の共同市場が形成されるとの予測が出ている。
韓國貿(mào)易協(xié)會の李鳳傑チーフ研究委員は、「韓中FTAの発効で最も重要なことは、これが中韓両國の貿(mào)易量を大幅に増加させるということだ。韓中FTAにより両國の優(yōu)れた製品が関稅を減免した後の価格で相手國に輸出されるようになる。こうした枠組の中で、関稅と非関稅障壁が徐々に撤廃され、貿(mào)易と投資に便益が提供され、貿(mào)易コストが削減され、貿(mào)易と投資の利益が生み出され、韓中企業(yè)が直接利益を受けることになる。特に韓國は韓中FTAの発効の1年目に、製造業(yè)の輸出が13億5千萬ドル増加する見込みで、これは低迷する韓國の輸出にエネルギーを與えることになる」と話す。
また李チーフ研究委員は、「これまでの韓中経済協(xié)力が川上と川下が分業(yè)した垂直型の相互補完協(xié)力モデルだったとすれば、韓中FTAの発効によりこの関係が水平方向の協(xié)力へと転換し、競爭が発展をもたらし、二國間の経済貿(mào)易関係がさらに強固なものになることが予想される」と話す。
韓國國立外交院の金漢権教授は取材に答える中で、「韓中FTAだけでなく、韓國國會が11月30日に批準(zhǔn)した內(nèi)容にはアジアインフラ投資銀行(AIIB)も含まれる。同じ日に、國際通貨基金(IMF)は特別引出権(SDR)を構(gòu)成する通貨(通貨バスケット)に人民元を組み込むことを決定した。ここから言えることは、この3者の結(jié)びつきは強く、二國間協(xié)力を深化させると同時に、中韓が共同で第3國市場を開拓するのを後押しすることになる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月21日
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