この他、中國投資顧問上級研究員の李宇恒氏は、空港型免稅店は大手百貨店と提攜することで品揃えも豊富になり、選択肢が増え、祝祭日にはバーゲンセールなど各種特売イベントが実施されてさらに消費者に歓迎されることになると補足する。
売り場の側(cè)にもメリットがある。「空港型免稅店では商品の受け渡しが空港で行われることになり、売り場における圧力も顕著に軽減される」(前出の劉氏)。
空港型市中免稅店は日本発祥ではない。劉氏によると、免稅店の運営に関しては韓國の方が上手で、とりわけ中國人観光客をターゲットにした中國語サイトはすべての免稅店で開設(shè)されており、支付寶(アリペイ)といった中國人に都合のより支払い方式も取り入れ、商品の受け渡しも空港で行われる。こうすることで旅の道中で増える荷物を持ったまま移動する必要がなくなる。
デメリットはないのか
観光客にとっても売り場スタッフにとっても先進的なモデルといえる空港型市中免稅店?!袱长违猊钎毪厦舛惖辘衰抓楗工蝿抗颏猡郡椁?、日増しに増加する外國人観光客のニーズを満たしながら売り上げを伸ばすことができる」(前出の李氏)。
だが一方で、メリットばかりではない?!敢话愕膜丝崭坌褪兄忻舛惖辘洗笮唾Y本が投じられ、大企業(yè)がそれを運営し、現(xiàn)行の免稅店全體の販売モデルを変えることになる。便利な消費體験とより安価な価格によって競爭が激化し、中小の多くの免稅店が必然的にその影響を受けることになる」(前出の劉氏)。
しかし、空港での受け渡しに目をつけたのは大企業(yè)ばかりではなく、多くの企業(yè)が自発的にこのサービスに乗り出している。李氏は、香港やシンガポール、シドニーといった都市のDFSがそれで、消費者が市內(nèi)で購入したすべての商品が搭乗ゲートへと運ばれる仕組みになっていると指摘する。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年2月26日
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