吉林省長春市の図書館で2月25日、王淑紅さん(71)が椅子に座っている。色鉛筆を持つ彼女の手は留まることなく紙の上を動き回っている。王さんは同市の教師を定年退職し、3年前、足の骨折により入院治療をすることになった。絵を?qū)熼Tに勉強したことがない彼女だが入院中の味気ない生活から抜け出すために、周りにある雑誌の挿絵を見ながら、鉛筆畫を描き始めた。
彼女は描けば描くほど強く興味を持つようになり、退院してからも身の回りの出來事、子供の頃の思い出、旅行に出かけた時の景色を次々に描き上げた。
最近、王さんはすでに200點を超える素樸な鉛筆畫の作品を生み出している。王さんの創(chuàng)作活動に対して、家族も絶大な支持を表し、特に子供たちはプロ用の色鉛筆と畫材道具を買ってきた。
王さんは、「自分の作品を通して、今の若者世代に前の世代の人々が味わった人生の悲喜こもごもを知ってもらい、現(xiàn)代の素晴らしい生活を大切にしてほしいと思う」と話す。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年2月26日
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