中國とフランスのハーフの青年Marc Allanteさんは、3年前に友達がうっかりSNSに投稿してしまった彼の絵が人気爆発で、一時、Allanteさんはメディアや各有力サイトの風雲(yún)児になった。人々が彼の絵に目を見張るとともに、彼の2歳から25歳までの絵の作品を並べ、絵の技術(shù)がどのように少しずつ改善されてきたのかを示している。

20數(shù)年にわたる蓄積と努力が彼の「インクを垂らして描く技法を使った絵」をひとたび世に出し、人々から熱狂的な支持を受けることとなった。そしてこれはAllanteさん自身も全く予想していないことだった。喜びに浸る彼はほどなくして母親が末期の肝臓がんであることを知ることとなった。彼は最後の親孝行を盡くしたいと思い、一人暮らしの母親を自分のマンションに呼び寄せた。母親の引っ越しを手伝っているとき、彼はあるものを見つけた途端に涙があふれ出した。Allanteさんは彼が2歳から書き始めた作品のほぼ全てを母親が殘してくれていることを発見した。18カ月にわたるがんとの闘いのあと、母親は他界した。母親の死によって、Allanteさんは人生の優(yōu)先順位を見直した。熟考の末にはっきりと出した結(jié)論は、將來有望な金融の仕事を退職し、全身全霊で好きなことを始めるということ、すなわち絵を描くことだった。瞬く間に3年が過ぎ、彼は順調(diào)に蕓術(shù)の道を歩んでいる。「成功は公平だが、運も必要だ。蕓術(shù)の世界には多大な苦労があり、夜も眠れず、ろうそくのように自分の身を削るのはいつものことだが、私は『運』を持っていることをとても光栄に感じている』と話す。（編集JK)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月18日