數(shù)年前から、ヘルシーな飲食生活や菜食主義がブームになっていることから、種類がバラエティに富み、さまざまな調(diào)理法で食べることができる中國野菜を口にするスペイン人が増えている。また、中華料理レストランの発展と他のアジア諸國からの移民による消費増も、中國の野菜に対するニーズが大幅に増加する要因となっている。人民日報海外版が報じた。
実のところ、スペインでの中國野菜の栽培の歴史は長くはない。十數(shù)年前、中國人によるスペインへの大規(guī)模な移住がスタートした。このとき以來、中國野菜に対する大きな需要が出現(xiàn)した。始めの頃は、基本的に一部の中國人が中國から種をスペインに持ち込み、自宅の庭で育てた。その後、小さな農(nóng)地を借りて栽培するようになり、中國人が販売や販売代行をするようになった。數(shù)年前から、一部の人が大型農(nóng)場を買い取るか借りるかして、中國野菜の栽培?販売を産業(yè)化?商業(yè)化するようになった。さらには、スペイン現(xiàn)地の農(nóng)村や農(nóng)業(yè)協(xié)同組合とタイアップし、より大規(guī)模な生産?販売に乗り出す人も出た。同時に、市場はスペイン以外の歐州諸國まで拡大した。このような狀況から、「中國人向け中國野菜栽培」は、きわめて大きな潛在力を備えた新興産業(yè)へと変貌を遂げた。
レストランのようなスペインに移住した中國人が営む伝統(tǒng)産業(yè)が飽和狀態(tài)となり、數(shù)年前の経済危機によってもたらされた不況のあおりを受け、苦境からの脫出策を追及した多くの頭脳明晰な中國商人は、農(nóng)場や大型農(nóng)業(yè)用ハウスへの投資に著手、スペインで農(nóng)作業(yè)に本腰を入れて攜わるようになった。彼らは、ひとしきり経営を行った結(jié)果、野菜栽培による利潤は、レストランや小売店の経営利潤より大きいことに気づいた。そこで、現(xiàn)地で農(nóng)民として根を下ろすことを決意し、その影響を受けた多くの友人もスペインで農(nóng)業(yè)に攜わる決心を下した。これらの中國系農(nóng)民は、中國野菜のほか、品種をスペインの野菜?花?果樹などに拡大し、生き生きと充実感をもって新たな事業(yè)にいそしんだ。
「中國人向け中國野菜栽培」が、スペインで新興産業(yè)のひとつとなったことは、スペインさらには歐州に移り住んだ中國人が現(xiàn)地にもたらす影響力の拡大につながった。彼らは、ビジネスチャンスを追及したと同時に、現(xiàn)地にも新たなビジネスチャンスをもたらし、ダブルウィン(共勝ち)という新たな局面を創(chuàng)造した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月30日
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