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2016年3月28日  
 

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風(fēng)邪薬は日本まで買いに行かなればならないのか?

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2016年03月28日08:58

趙さんは春節(jié)(舊正月)連休中、家族全員で日本に遊びに行った。趙さんの親戚や友人は、日本の風(fēng)邪薬を買ってきてくれるよう彼に頼んだ。日本の風(fēng)邪薬も、中國(guó)産漢方薬と同様、原材料は全て中國(guó)産が用いられている。だが、不思議なことに、同じような中國(guó)國(guó)産薬は、日本製の薬ほど中國(guó)の消費(fèi)者に人気はない。人民日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

風(fēng)邪の治療について、漢方薬の経典には、麻黃湯、桂枝湯、銀翹散などさまざまな処方が記されている。今では、顆粒剤、丸薬、カプセル、錠剤、液體薬など各種類が揃っており、さまざまなタイプの患者のニーズに対応している。中國(guó)人は、日本製の風(fēng)邪薬を好んで選ぶ。これは、中國(guó)メーカーが風(fēng)邪薬を製造していないからではなく、中國(guó)製風(fēng)邪薬の治療効果を信頼していないからだ。これは、長(zhǎng)い間をかけて人々が経験を通じて形成したイメージであり、中國(guó)製風(fēng)邪薬の品質(zhì)にはピンからキリまであり、それらの善し悪しを判斷するのはかなり難しいと多くの人が感じている。一方、日本製の風(fēng)邪薬は、品質(zhì)が安定しており、治療効果も高い。

昔は、「誰(shuí)も見(jiàn)ていなくても天が見(jiàn)ている」ことを肝に銘じて薬を作った。良心に従って良い薬を作る―國(guó)內(nèi)の製薬メーカーは、昔の言葉を教訓(xùn)として尊び、薬を作っていた。問(wèn)題となり得るのは、製薬技術(shù)に関することだけだった。歐米の製薬メーカーと比べ、國(guó)內(nèi)の製薬メーカーが劣っていた點(diǎn)は、規(guī)模だけではなく、補(bǔ)い難い技術(shù)面での未熟さにあり、中國(guó)醫(yī)薬産業(yè)の供給側(cè)の欠陥が露呈された。國(guó)內(nèi)製薬メーカーの多くは、伝統(tǒng)的な技術(shù)にしがみついたままで、先代のやり方を踏襲し続けることで何とか食いつないでいた。だが、中薬(漢方薬)の多くは調(diào)合薬で、伝統(tǒng)的技術(shù)では、製品の質(zhì)の安定?統(tǒng)一化を保つのは至難の業(yè)だった。同一メーカーの同一ロットの製品の中でさえも、大きな品質(zhì)の差が出る場(chǎng)合もあった。統(tǒng)計(jì)データによると、中國(guó)全國(guó)に約2千社ある漢方薬メーカーのうち、100%コンピュータ制御を?qū)毪筏皮い霑?huì)社は10社足らずで、圧倒的多數(shù)が今もなお、従來(lái)の半自動(dòng)化または人工化による生産技術(shù)を採(cǎi)用しており、製品に対する制御性が極めて低いままだ。一方、日本やドイツの漢方薬メーカーは生産工程全體をコンピュータ制御化しており、最終的に品質(zhì)が安定し、均一化された完成品を生み出している。

中國(guó)の漢方薬メーカーが最新科學(xué)技術(shù)という翼を手に入れたくないということはあり得ない。もちろん、手に入れたいに決まっている。重複建設(shè)や悪性競(jìng)爭(zhēng)といった國(guó)內(nèi)製薬メーカーをめぐる劣悪な環(huán)境下で、薬品の集中仕入制度により、価格が最優(yōu)先事項(xiàng)となった。このため、各メーカーの関心は、品質(zhì)よりも、「いかにコスト削減するか」「いかに競(jìng)爭(zhēng)に打ち勝つか」に集中した。完全自動(dòng)制御ネットワークのような品質(zhì)制御設(shè)備に対する投資は膨大な額にのぼり、自動(dòng)化のコストは、半自動(dòng)化や人工化による生産コストを上回るため、それらは企業(yè)の生産コスト削減に対して何の「メリット」もない。その結(jié)果、メーカーは、新技術(shù)という「風(fēng)邪」にかかることはなく、消費(fèi)者も國(guó)産風(fēng)邪薬の効果という「風(fēng)邪」にかかることはなかった。最新の科學(xué)技術(shù)という「重力波」を受けなかった中國(guó)の製薬メーカーは、産業(yè)アップグレードという先行チャンスを逸し、長(zhǎng)年にわたる「漢方薬の國(guó)際化」を叫ぶ狀態(tài)、あるいは「漢方薬材料の國(guó)際化」の狀態(tài)に移り変わった。統(tǒng)計(jì)データによると、日本と韓國(guó)は、世界漢方薬市場(chǎng)において、すでに中國(guó)を上回り、80%から90%のシェアを占めるまでとなった。皮肉なことに、日本の漢方薬の原料のうち、75%は中國(guó)から輸入したものだ。もともと中國(guó)は漢方薬の原産地だったが、今や漢方薬材料の輸出國(guó)となり果てた。そのような狀況は、中國(guó)の製薬メーカーに警鐘を鳴らすものだ。


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