北京市環(huán)境保護(hù)局が3日に発表した2016年の大気の質(zhì)の狀況によると、微小粒子狀物質(zhì)「PM2.5」の年間平均濃度は1立方メートル當(dāng)たり73マイクログラム (日本の基準(zhǔn)値=日平均値1立方メートルあたり35マイクログラム以下)と、前年比9.9%低下した。大気の質(zhì)が基準(zhǔn)をクリアした日の日數(shù)(=空気質(zhì)指數(shù)《AQI》が「優(yōu)良」か「良」の日)は198日と、15年に比べて12日増加した。また、「重度汚染」の日數(shù)(=AQIが重度な汚染、深刻な汚染となった日)は39日で、15年より7日減った。新華社が報(bào)じた。
北京市環(huán)境保護(hù)モニタリングセンターの張大偉センター長によると、15年と比べて、二酸化硫黃、二酸化窒素、PM10、PM2.5などの平均濃度が、それぞれ28.6%、4.0%、9.8%、9.9%低下し、前年と比べて改善した。
AQIが重度な汚染、深刻な汚染となる過程での、PM2.5の年間平均濃度寄與率が3割に達(dá)している。PM2.5は主に、石炭の燃焼や自動(dòng)車(原動(dòng)機(jī)付き自転車を含む)の排気ガスなどの一次生成粒子、二次生成粒子だ。
北京市では、1998年から大気汚染の改善のための取り組みを行っており、二酸化硫黃の年間平均値は累計(jì)で86%低下したほか、二酸化窒素の値も不安定ながらも少しずつ低下しており、累計(jì)で32%低下した。砂ぼこりやボイラーなど、さまざまな要素の影響で形成されるPM10も累計(jì)で43%低下した。13年以降、北京市のPM2.5の濃度は累計(jì)で19%低下した。
さまざまな汚染源のうち、自動(dòng)車の排気ガスが依然としてその中心的存在と分析されている。張センター長によると、窒素酸化物は主に自動(dòng)車などの排気ガスが原因で、北京では、暖を取る必要のない季節(jié)においては、二酸化窒素の量を減らすことが急務(wù)の課題となっている。地域別に見ると、北京市內(nèi)と南部の濃度が高く、交通モニタリングステーションの二酸化窒素の平均濃度は都市環(huán)境ステーションの1.5倍となっていることから、自動(dòng)車の排気ガスが二酸化窒素の値を押し上げていることが分かる。 (編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月4日
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