絶滅の危機(jī)に瀕していた「東洋の寶石」トキが現(xiàn)在、科學(xué)研究員たちの數(shù)十年にわたる保護(hù)活動(dòng)の努力のおかげで、再び増え始めている。日本メディアの報(bào)道によると、中國(guó)から寄贈(zèng)されたトキ5羽が繁殖を続け、日本のトキの個(gè)體數(shù)は現(xiàn)在、382羽(野生下204羽、飼育下178羽)にまで増加しているという。また、韓國(guó)でも、2008年に中國(guó)から寄贈(zèng)されたトキのペアが現(xiàn)在、171羽にまで増えており、今年は、野生復(fù)帰を目指す放鳥(niǎo)も行われる計(jì)畫(huà)だ。新華社が報(bào)じた。
ただ、日本と韓國(guó)のトキはいずれもルーツが中國(guó)産に限られることから、遺伝的多様性の脆弱(ぜいじゃく)さが指摘されており、遺伝的に遠(yuǎn)い新たな個(gè)體の導(dǎo)入が急務(wù)となっている。ある日本の研究者は、「遺伝的多様性の低いことが、低い繁殖成功率の要因となっており、鳥(niǎo)インフルエンザなどの病気や環(huán)境の激変に対する耐性が弱くなる可能性がある」と指摘しており、「日中韓が個(gè)體を相互交換し、遺伝的多様性を向上させるべき」と提案している。
12年から、中日韓は2年に一度「中日韓トキ國(guó)際會(huì)議」を開(kāi)催し、トキの保護(hù)と繁殖について意見(jiàn)を交換している。16年12月に日本の新潟で行われた第3回の同會(huì)議では、山階鳥(niǎo)類(lèi)研究所の名譽(yù)所長(zhǎng)である山岸哲氏が、「鳥(niǎo)を無(wú)理に動(dòng)かさず、有精卵を移動(dòng)するだけでも効果があるのでは」と提案すると、中國(guó)國(guó)家林業(yè)局の代表もそれに同調(diào)した。
中國(guó)でもトキは一時(shí)絶滅したと見(jiàn)られていたものの、1981年に、中國(guó)の科學(xué)者が陝西省洋県で7羽を発見(jiàn)。そこから人工飼育、繁殖を進(jìn)め、現(xiàn)在は野生下で約1800羽、飼育下で約700羽が生息するまでに回復(fù)している。トキは、中日両國(guó)の國(guó)民が愛(ài)する「縁起の良い鳥(niǎo)」で、中日友好の象徴と見(jiàn)なされている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年1月17日
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