日本に旅行に行った多くの人は、きれいな街並みに感心するだけでなく、駅やホテル、ひいては公園の公衆(zhòng)トイレまで、とても清潔感にあふれていることに驚く。トイレがピカピカに磨かれているのは、日本人がトイレ掃除にも極めて高いレベルを要求しており、トイレ掃除もろくにできない人は重責(zé)を負(fù)うことなどできないという考えがあることと関係がある。 生命時(shí)報(bào)が報(bào)じた。
日本には、トイレは非常に神聖な場(chǎng)所で、「厠神」がおり、トイレを清潔にしていると、運(yùn)気が上がり、トイレの女神のようにきれいになれるという神話まである。これは単なる民話にすぎないが、ほとんどの日本人は自分の家のトイレを清潔にしておくことを非常に重視しており、夜にトイレを掃除してから寢る人さえいる。また、日本人は自分の子供が2歳くらいになると、トイレの掃除の仕方を教え始め、幼稚園でもトイレ掃除が教えられる。
取材では、日本の幼稚園や小學(xué)校、中學(xué)校にはトイレを清掃する清掃員は配置されておらず、全ての掃除を生徒たちが交代で行っていることが分かった。幼稚園では、先生の指導(dǎo)の下、園児たちがトイレ掃除の手順や徹底度を観察し、それから先生が園児にできる範(fàn)囲の掃除をさせていた。その他、先生は園児に、「他の人に迷惑をかけてはいけない」という考えを徹底して教え込み、トイレ掃除をする人のことを考えて、トイレはきれいに使わなければならないと教えている。
小學(xué)校や中學(xué)校では、生徒が交代でトイレ掃除をする。高學(xué)年の生徒が低學(xué)年の生徒に掃除の仕方を教えることもある。日本の教育専門(mén)家は、「子供にトイレ掃除を教えることで、道徳を向上させることができるだけでなく、生徒の學(xué)習(xí)能力向上にもつながる」との見(jiàn)方を示す。
日本初の女性総理大臣候補(bǔ)と言われている野田聖子議員は、大學(xué)卒業(yè)後に入社した帝國(guó)ホテルで一番初めに擔(dān)當(dāng)したのがトイレ掃除で、便器の水が飲めるほど、徹底的にきれいに掃除した。これにより、上司や同僚から信頼され、真面目で、やり手で、向上心がある優(yōu)秀な社員と稱(chēng)賛されていたといい、日本の社會(huì)でも模範(fàn)的な女性として知られている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年1月22日
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