2004年に中國で翻訳本が発売されて以來、日本の著名絵本作家?佐野洋子氏の代表作「100萬回生きたねこ」は販売部數(shù)が100萬冊を突破、この名作は「100萬回読んでも飽きることがない本」と稱賛されるミリオンセラーとなった。新華社が報じた。
接力出版社、國際交流基金(ジャパンファウンデーション)、講談社は北京でこのほど、佐野洋子作品鑑賞會「真情、真実の愛―クラシック作品の力」を共同で開催、多くの児童文學(xué)作家や翻訳家が子供たちとともに、この作品が運んでくる感動を改めてシェアした。
児童文學(xué)作家の金波氏は、「『100萬回生きたねこ』は、読むたびに新しい感動を生む作品だ。だから私は常に、書棚の中でも一番手が屆きやすい場所にこの本を置いている」と話した。
同じく児童文學(xué)作家の高洪波氏は、「この本の主人公『100萬回生きたねこ』は、王様やサーカスの手品使いや船乗りに飼われ、死んでは生まれ変わることを繰り返し、ついに一匹の白貓と出會い、自分にとっての『真実の愛』に辿りつく。その後、そのねこはもう生まれ変わることはなく、永遠(yuǎn)の死を迎えた?!赫鎸gの愛』を知ったねこは、貓としての充実した生涯を全うできたからだ」と、感慨深げに述べた。
作家の劉緒源氏は、「『100萬回生きたねこ』は、極めて簡単なストーリーだが、奧深い作品だ。これまでに接した絵本の中でも、この作品はひときわ奧が深い。だが、同時にとても面白い本で、2、3歳の幼児が読んでも面白味を感じる作品で、『大人と子供の間にある垣根』を越える名作絵本といえる」とコメントした。
接力出版社の白氷編集長は、「世界に影響を及ぼす名作絵本として、同書は中國における絵本の発展を推し進めただけではなく、創(chuàng)作から出版までのプロセスにおいて、中國出版界にとっての素晴らしい手本となっている」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年2月6日
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