アップルが初めて赤色のスマートフォンを打ち出したというニュースが、「微信」(WeChat)のソーシャル機能「朋友圏」(モーメンツ)を瞬く間に駆けめぐった。攜帯電話メーカーの「カラー戦爭」がさらに過熱する勢いだ。「北京晨報」が伝えた。
アップルは22日、iPhone7とiPhone7Plusの「レッドスペシャルエディション」を初めて打ち出した。衣裝替えはしたものの、中味は同モデルの従來のカラーのものと全く同じで、32Gモデルはない。
この「レッド」は中國市場向けに製造された「チャイナレッド」というわけではなく、「レッドリボン」への協(xié)賛の意味が込められたものだ。アップルがグローバルサイトで明らかにした情報によると、この赤色の7と7プラスは本體に「RED」のロゴが入り、売上の一部が世界エイズ?結(jié)核?マラリア対策基金(グローバルファンド)に寄付され、エイズの予防治療プロジェクトに役立てられる。ただ中國大陸部はこの社會公益活動の対象には入っていない。
▽今年は「赤」と「緑」の戦い
赤い攜帯電話はアップルが最初ではなく、oppoや華為の栄耀なども赤い製品を出している。とはいえアップルがカラー戦略を得意とすることは否定できない。過去に打ち出した「ゴールド」や「ローズゴールド」、昨年の「ジェットブラック」は、いずれも業(yè)界全體が後に続くものとなった。
攜帯メーカーはなぜ「カラー」にこだわるのだろうか。カウンターポイント社の■(門がまえに三)占孟?研究総監(jiān)は、「攜帯産業(yè)のカラーゲームは業(yè)界全體で革新が力不足に陥っていることの必然的な結(jié)果だ。消費のバージョンアップを背景として、攜帯の中味にはあまり差がなくなり、外観やカラーが販売促進の有効な手段になる。見た目の変化によって、消費者に買い換えを促すのだ」と分析する。
攜帯産業(yè)の流行色は毎年変わる。データによると、16年はピンクとブルーが最も人気を集めた。今年は「赤と緑の戦爭」になるとみられる。華為はまもなく今年の主力製品「P10」を大陸部市場で発売し、大きなセールポイントはこれまでなかった「グリーン」が登場することだ。世界の攜帯産業(yè)に初めて登場する色合いのグリーンで、ライバル他社がすでに追隨する動きをみせている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月23日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn