検索大手?百度はこのほど、人工知能(AI)顔認証技術(shù)を利用し、行方不明の児童を初めて発見したと発表した。DNA鑑定により、両親と子供の血縁関係が確認された。北京晨報が伝えた。
付貴さんは1984年11月16日に重慶市で生まれ、今年で33歳。1990年10月16日に行方不明となってから、約27年間にわたりその行方がわからないままだった。
父の付光友さんと家族は、約27年間わが子を探し続けたが、いい知らせが屆くことは無かった。また一方で付貴さん自身も、生みの親を探していた。付貴さんは2009年9月、尋ね人サイト「寶貝回家網(wǎng)」で「胡奎」という名前で、自分が誘拐された情報を登録した。
百度と同サイトは今年3月に事業(yè)提攜し、AIによる年齢操作を行った顔認証技術(shù)を行方不明の子供の捜査に用いた。尋ね人の6萬枚以上の寫真データを、百度の年齢操作を行った顔認証システムに登録。子供と両親がアップデートした寫真を比較し、初期段階で疑わしき寫真30枚を選び出した。付貴さんもその中にいた。
同サイトの職員は「百度側(cè)から提供された付貴さんの資料を一目見た時から、この人だと思った。寫真が似ているだけでなく、付貴の発音が胡奎に近いからだ」と述べた。4月1日、付貴さんと両親のDNAが合致した。誘拐されてから約27年の月日を経て、付貴さんはついに両親と再會することができた。これは百度AI技術(shù)による、尋ね人の初の成功例となった。
百度研究院の林元慶院長は「顔認証に影響する要素は多く、年齢操作を行った認証はさらに難しい。そこで距離計量學習の手段を用い、さらに大量の顔認証データで訓練を行った模型を基礎(chǔ)とし、年齢操作を行ったデータを用い更新を行った。百度の顔認証試験では、200萬人の2億枚の寫真を、練習用のデータとした。現(xiàn)在、公安部とも協(xié)力している。一人でも多くの行方不明者が、一日も早く帰宅できるよう協(xié)力したい」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月17日
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