北アフリカ東部に位置するエジプトでは、砂漠?半砂漠の面積が國土全體の約95％を占めている。日照と風(fēng)が強(qiáng)く、多くのバイオマスエネルギー開発の可能性が秘められていることから、新エネ発展における「地の利」を擁しているといえる。しかし技術(shù)水準(zhǔn)などの制約をうけ、エジプトは現(xiàn)在も整った太陽電池生産ラインを建設(shè)していない。「中國―エジプト再生可能エネルギー國家共同実験室」（以下、同実験室）がエジプトに根を下ろしていくことで、この現(xiàn)狀は今夏にも歴史的な過去となるかもしれない。

太陽光発電に必要な設(shè)備をエジプトに運(yùn)ぶと同時(shí)に、エジプトの技術(shù)者3人が今年6月、中國電科48研究所を訪れ、半年間の太陽光発電技術(shù)研修を受ける。しかし、協(xié)力は一方的な輸出にならない。禹慶栄?中國側(cè)室長は「同実験室が架け橋となり、中國の先進(jìn)的な太陽光発電設(shè)備?技術(shù)の、エジプト及びアフリカにおける影響力を拡大する。將來的にアフリカの太陽光発電市場を開拓する際に、同実験室は橋頭堡としての役割を果たす」と話した。

同実験室は「一帯一路」（the belt and road）の國際科學(xué)技術(shù)協(xié)力の縮図に過ぎない。中國科學(xué)技術(shù)部（?。﹪H協(xié)力局の葉冬柏局長によると、科學(xué)技術(shù)部は「中國―モンゴル生物高分子応用共同実験室」や同実験室を含む、多くの共同研究プラットフォームの建設(shè)に協(xié)力した?！竾壹壒餐瑢g験室の建設(shè)は、沿線諸國の科學(xué)研究機(jī)関との長期的?安定的なパートナーシップの構(gòu)築、高水準(zhǔn)の共同研究の推進(jìn)、科學(xué)技術(shù)者の交流の強(qiáng)化、技術(shù)移転の促進(jìn)と関連産業(yè)の発展に力を発揮した」としている。

一帯一路の地域?國際協(xié)力の推進(jìn)において、人材交流が鍵となる?？茖W(xué)技術(shù)部は2013年に「アジア?アフリカ傑出青年科學(xué)者訪中活動計(jì)畫」を開始し、アジア?アフリカの45歳以下の優(yōu)れた青年科學(xué)者を中國の科學(xué)研究院?研究所?大學(xué)?企業(yè)に招き、6ヶ月から1年間の共同科學(xué)研究を行っている。葉局長は「同計(jì)畫の支援を受け、インド、パキスタン、バングラデシュなどから200人以上の青年科學(xué)者が訪中し、各分野で科學(xué)研究を行っている。一帯一路沿線國の科學(xué)技術(shù)者の交流を力強(qiáng)く促進(jìn)し、知中派?親中派の國際科學(xué)技術(shù)リーダーを育成している」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月10日