昨年中國?杭州で開催された主要20ヶ國?地域(G20)首脳會議に、ロシアのプーチン大統(tǒng)領が手土産に持ってきたアイスクリームが、中國で大きな話題となり、多くの中國人がそれを食べてみたいと期待している。そのアイスクリームのメーカーは、中國市場に進出するための関連の許可証をすでに取得したという。そのメーカーのローラ社長は、「第一陣が近日中に中國市場に到著する」としている。
周知のとおり、アイスクリームは溶けやすいため、運送や保存のために多くの條件をクリアしなければならない。それがハードルとなり、アイスクリームのメーカーの販売範囲は通常、限られている。輸出業(yè)務を擔當している同社のジェーニス副社長は、「中國市場を開拓するために、クーラーボックスを使って商品のサンプルを中國に空輸し、市場の反応を見たことがある。現(xiàn)在、大量のアイスクリームをロシアから中國に輸出しなければならなくなった。一番適しているのは鉄道で運ぶ方法」と説明する。
ローラ社長は、「中國が提唱する『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブに感謝している。以前なら、ロシアからコンテナを中國に運ぶのに少なくとも1ヶ月かかった。しかし、『一帯一路』の建設により、國境を超える鉄道運輸がスピード化され、通関の手続きも簡素化された?,F(xiàn)在、ロシアの荷物は10日以內(nèi)に中國の大連港に到著する」としている。
そして、「第一陣のアイスクリームが、近日中に中國へ向かう列車に乗せられる。同社のアイスクリームは10年かけて中國市場に溶け込む計畫」と明らかにした。
ロシア輸出センターが今年2月に発表した統(tǒng)計によると、2016年、ロシアの対中國食品輸出は、15年に比べて19.5%増加し、15億4200萬ドル(約1742億円)規(guī)模になった。アイスクリームは現(xiàn)在、ロシアから中國への輸出が認可されている唯一の乳製品で、昨年一年の輸出額は320.5%増と激増した。しかし、アイスクリームが対中輸出食品に占める割合は依然として低く、大きな成長の余地を殘している。
ロシアの通信社?スプートニクは、関連機構の報道を引用し、「中國の消費水準が向上し、輸入商品、特に天然健康食品の需要が急速に高まっており、ロシアのメーカーにとってはチャンス。17年、ロシアの対中食品輸出額は少なくとも30%増となるだろう。期待に値するのは、多くのロシアのメーカーがブローカーを通じたビジネスをやめ、中國に設立した事務所を通して、中國の小売業(yè)者と直接提攜する方法を試している點」と伝えている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年7月18日
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