シェアリングエコノミー界にこのほど「ジュエリー」も加わった。完全な統(tǒng)計(jì)データではないものの、2016年から現(xiàn)在までに、幸福紀(jì)や一起戴、易戴易美、梵星學(xué)など中國(guó)全土でシェアジュエリー?プラットフォームが十社ちかく開業(yè)している。これらのプラットフォームの多くが、「高級(jí)ジュエリーは、もはや手の屆かない存在ではない」や「ごく簡(jiǎn)単に贅沢ブランドのジュエリーを身に著けられる」などと謳っている。中國(guó)放送網(wǎng)が伝えた。
このような新たなシェアスタイルについて、最少の出費(fèi)で最大の満足を手に入れられると評(píng)価する消費(fèi)者もいる。
シェアジュエリー?プラットフォームにおける利用方法は現(xiàn)在、大きく2種類に分かれている。まず、ユーザーが月會(huì)費(fèi)や年會(huì)費(fèi)を前払いして、プラットフォームに加入してジュエリーをレンタルするという方法だ。この場(chǎng)合、「レンタル」を希望する際に、會(huì)費(fèi)とは別途でそのジュエリー相當(dāng)額、もしくは少し安めに設(shè)定された金額のデポジットを支払わなければならず、そのデポジットの額は少なくても1千元(1元は約16.4円)、高ければ1萬(wàn)元に上る。
2番目の方法は、會(huì)費(fèi)やデポジットを納める必要がない代わりに、利用者の所有物をプラットフォーム上のポイントに変換するというやり方だ。利用者は所有しながら使用していないジュエリーをプラットフォームに送って査定し、プラットフォームはその査定額に応じたポイントを利用者に付與し、利用者はそのポイントを使って他のジュエリーをレンタルできる。このほか「現(xiàn)金チャージ」という方法もあり、この場(chǎng)合は1元が1ポイントとなる。つまり利用者が、5800元のピアスをレンタルしたいならば、5800元分をチャージする必要があるという仕組みだ。
一見(jiàn)したところ、シェアジュエリーはよりシンプルな方法で、「ジュエリーは高値で手が屆かない」という利用者の悩みを解決しているようだが、プラットフォームのほとんどがまだ立ち上げ時(shí)期であるため、特に衛(wèi)生問(wèn)題について懸念の聲を挙げる利用者が少なくない。李さん(女性)は、「シェアと言っているが、実際はレンタル。レンタル代としては安いとは言えず、しかも誰(shuí)が身に著けるか分からない」と話す。
このような利用者の懸念は、根拠のないものではない。ジュエリーという高い価値をもち、しかも直接肌につける裝飾品をどのような形でシェアするにしろ、どのように消毒?洗浄が行われ、またレンタルし終えたジュエリーが果たして本物かどうかをどのようにして確認(rèn)するのかといった問(wèn)題が常について回る。
レンタル製品のすり替えをいかに防ぐかということは、どのプラットフォームにとっても重要な問(wèn)題となっている。カジュアルジュエリーのシェアプラットフォームである梵星學(xué)のカスタマーサービス擔(dān)當(dāng)者は、「レンタル品が戻ってくるたびに、洗浄と鑑定を繰り返し、顧客に貸し出す全てのジュエリーが本物のブランド品であることを保証している。レンタル品を再び倉(cāng)庫(kù)に戻す際には、新品同様であることを心がけている」と話した。
シェアジュエリー?プラットフォームが現(xiàn)段階でまだまださまざまな問(wèn)題に直面しているとはいえ、「幸福紀(jì)」の創(chuàng)始者?■家輝氏(■は人へんに冬)はメディア取材に対し、「家の中で眠っているジュエリーをプラットフォームに置いて流通させることで、利用者の無(wú)駄を解消することができる上、利用者は最小限の投資と最低限の時(shí)間で、より多くの気に入ったジュエリーを身に著けることができる」と述べた。
実際に、ジュエリーのシェアに限らず、シェアエコノミーの波に乗っている物品は少なくない。だが、インターネット専門家の王越氏は、「『見(jiàn)知らぬ人の間で使っていない物品の所有権を一時(shí)的に他人に移す』ことこそが、シェアエコノミーの本來(lái)のコンセプトであるにも関わらず、現(xiàn)在の市場(chǎng)でのシェリングエコノミーの圧倒的多數(shù)は、このコンセプトに一致していない。本當(dāng)の意味でのシェアリングエコノミーはコストを削減し、資源の持続的かつ迅速な流れを伴うものだ。所有物を他人に貸し出す、あるいは他人に所有権を分割するというだけにはとどまらない。より創(chuàng)造的な価値を生みだすべきで、単にネットワークで繋がり、オンラインレンタルを?qū)g現(xiàn)するだけの存在ではない」との見(jiàn)方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年7月26日
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn