中國では、第三者決済企業(yè)と銀行が直接つながっている狀態(tài)が終わりを迎えることになりそうだ。ある報道によると、人民銀行(中央銀行)が最近、非銀行の決済機構(gòu)のインターネット決済業(yè)務(wù)は今後、直接銀行との間で行うのではなく、全て人民銀行が設(shè)置する清算機関「網(wǎng)聯(lián)平臺」を通して行うようにとする指示を書面で提出した。北京晨報が報じた。

公開された資料によると、人民銀行はこのほど、各銀行と決済機構(gòu)に対して、2017年10月15日までに網(wǎng)聯(lián)平臺と接続し、業(yè)務(wù)を移行するための準備を終わらせるようにと指示した。今後、網(wǎng)聯(lián)は接続業(yè)務(wù)を展開し、最終的に18年6月30日から、決済機構(gòu)で受理される銀行の口座が関わる全てのインターネット決済業(yè)務(wù)が網(wǎng)聯(lián)平臺を通して行われることになる。

業(yè)界関係者は、網(wǎng)聯(lián)をオンライン版「銀聯(lián)」と見ており、オンライン第三者決済サービスと銀行間のマッチングをサポートする。人民銀行の関連の責任者によると、網(wǎng)聯(lián)の設(shè)立により、決済機構(gòu)が規(guī)則に違反して異なる銀行間の決済業(yè)務(wù)を行っているという現(xiàn)狀を正し、銀行が「タコ足配線」のように決済機構(gòu)とつながっている狀態(tài)を改善するのが狙い。また、接続のコストを抑え、決済の効率を向上させ、利用者の資金の安全性を守るほか、監(jiān)督?管理部門が社會のマネーフローをモニタリングする助けにもなるという。

業(yè)界関係者によると、現(xiàn)在、大手第三者決済企業(yè)數(shù)社はすでに、それぞれ獨自に銀行と直接つながるシステムを確立しているが、網(wǎng)聯(lián)を介入させる形に全て統(tǒng)一し、その料金も統(tǒng)一化されれば、これらの銀行との商品価値の高さにおいて優(yōu)れている大手の第三者決済企業(yè)のコストが増加するものと見られている。ただし、中小規(guī)模の第三者決済企業(yè)にとっては、フェアな競爭となるため、メリットになると見られている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月8日