QRコードを利用した決済は今や人々の暮らしに溶け込んでいる。その手軽さ迅速さは非常に便利であると同時(shí)に、一定の潛在的リスクももたらしている。4月1日から、中國人民銀行が公表した「QRコード決済業(yè)務(wù)の規(guī)範(fàn)(試行版)」が正式に施行され、QRコード決済にレベル別の限度額が設(shè)けられることになる。オフラインの靜的QRコード読み取りによる決済方法には、1人一日あたり500元(1元は約16.9円)の限度額が設(shè)定される?!副本┥虉?bào)」が伝えた。
人民銀はQRコード決済のリスク対応力をA、B、C、Dの4レベルに分け、レベル別に決済の限度額を設(shè)定した。つまり今後はQRコードによる一日あたりの消費(fèi)額が制限されることになる。
人民銀はQRコード決済を動(dòng)的QRコードによる決済と靜的QRコードによる決済の2種類に分ける。動(dòng)的QRコードはA~Cの3レベルに分かれ、限度額は自ら設(shè)定した金額、5千元、1千元となる。靜的QRコードの限度額は最も少なく、一日あたり500元までとされる。新規(guī)定は今年4月1日から施行される。
業(yè)界関係者の説明によると、現(xiàn)在最もよくみられる、店舗にQRコードが設(shè)置され、消費(fèi)者が(自分の攜帯電話の)微信(WeChat)や支付寶(アリペイ)のアプリを利用してコードを読み取って決済するというパターンは「靜的QRコードによる決済」とされ、消費(fèi)者が自分の攜帯電話の畫面で自身のQRコードを示し、店舗側(cè)がそれを読み取って決済するというパターンは「動(dòng)的QRコードによる決済」とされる。人民銀は靜的QRコードによる決済はリスクが大きいとし、限度額を500元までとしたほか、銀行と決済機(jī)関が提供するQRコード決済は動(dòng)的QRコードによる決済でなければならないことを明確に示した。
注意が必要なのは、一日あたりの限度額500元とは1店舗あたりの消費(fèi)額を指すのではなく、ユーザーがその日に靜的QRコードにより決済する消費(fèi)額の合計(jì)を指すということだ。また消費(fèi)者からみると、一日に靜的QRコードによる決済額が500元を超えてはならないというのは、決済機(jī)関1機(jī)関あたりの一日の累計(jì)靜的コード決済額が500元を超えてはならないということで、ユーザーが複數(shù)の銀行カードと攜帯電話を紐付けしている場合は、銀行カードごとにそれぞれ限度額が算定される。
新規(guī)定の施行後、街角の小さな店などは一連の影響を被る可能性がある。たとえば中國風(fēng)クレープ店のオーナーは一日の売上が500元を超えると、客の一人一人に攜帯電話のQRコードを提示してもらわなければならなくなり、忙しいサラリーマンなどは決済が非常に面倒になる。
取材によると、ほとんどの店舗が新規(guī)定の影響は限定的と考えていることがわかった。現(xiàn)在、一部のレストランはQRコードリーダーなどの決済設(shè)備をすでに整えている。スーパーのオーナーは、「お客様の1回あたり10元ほどの買い物金額ならそれほど大きな影響は受けない。ただ買い物量の多いお客様なら、一日500元の限度額では足りないこともあり得る」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月29日
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn