福建省福州市で22日に開幕した「第1回デジタル中國建設(shè)トップフォーラム」において、中國人力資源?社會保障部（人社部）の情報(bào)センターの翟燕立?主任は、青島からやって來た劉さん（女性）に、全國で初めてとなる電子社會保障カードを発行した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

これは、人社部が発行した全國統(tǒng)一電子社會保障カード第1號で、社會保障カードのオンライン?オフライン連攜を全面的に完成し、オフラインを基盤として、オンライン?オフライン相互補(bǔ)完型の社會保障カード多元化サービス生態(tài)圏を形成しつつあることを示している。

人社部情報(bào)センターの擔(dān)當(dāng)者は、「電子社會保障カードは、社會保険カードをオンラインで使用可能とする電子IDであり、実物の社會保障カードとペアとなる唯一のカード。これは、全國社會保障カードプラットフォームが統(tǒng)一して発行し、人社部が統(tǒng)一して管理する。実物のカード同様、電子社會保障カードは、全國統(tǒng)一であり、全國で通用し、身分証や信用記録、セルフ検索、醫(yī)療保険精算、各種費(fèi)用納入?受取、金融決済などの機(jī)能を備えている」と紹介した。

同擔(dān)當(dāng)者は、「電子社會保障カードは、全國社會保障カードプラットフォームに依託し、全國社會保障カード所持者基本情報(bào)データバンクを土臺として、実物の社會保障カード安全體系をベースに、電子認(rèn)証や生體認(rèn)証、AIなどネットセキュリティー技術(shù)を組み合わせ、ネットワークと人間との信用可能リンクを構(gòu)築し、ネット上における「実物、実名、実カード」の実現(xiàn)を保証している。そして人社部さらには政府他部門の各種公共サービスを効率良く安全に享受できるための役割を擔(dān)っている」と続けた。

所持者による承諾を條件として、電子社會保障カードは、人社部アプリや商業(yè)銀行?第三者決済プラットフォームアプリなど、安全面での授権を受けた各種アプリ上で使用できる。実物の社會保障カードを所持していれば、所持者は、いつでもどこでも、これらのアプリを通じて電子社會保障カードを取得することができる。

青島や福州は、人社部の統(tǒng)一配置に基づき、電子社會保障カードの試行業(yè)務(wù)を先行展開している。様々な業(yè)務(wù)シーンにおいて、電子社會保障カードの応用プロセスや実施モードを探索し、試行応用を通じて、社會保障カードのオンライン?オフライン業(yè)務(wù)に対するサポート力を絶えず向上させていく。

2018年第1四半期（1－3月）の統(tǒng)計(jì)データによると、中國社會保障カードの所持者は11億2千萬人に上り、普及率は80.6％、ほぼ全ての地區(qū)をカバーしており、醫(yī)療保険精算、年金保険受取り、就職サービスなど人社部の業(yè)務(wù)分野に広く応用されている。同時(shí)に、住民健康サービス、財(cái)政補(bǔ)助金支給など他の政府公共サービス分野にも応用が拡大されている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月24日