韓國の文在寅大統(tǒng)領は18日、朝鮮の地を踏み、朝鮮の最高指導者?金正恩氏と會談した。朝韓首脳會談は半年間で3回目だ。4月27日の會談で両氏は「板門店宣言」に署名し、朝鮮半島情勢に曙光をもたらした。だが非核化問題の進展は外部の期待するように順調には進まず、朝米交渉も膠著狀態(tài)に陥った。今回の朝韓會談で事態(tài)を打開できるか否かが、大変注視されている。本紙は朝鮮半島問題について國際問題の専門家でチャハル學會シニアフェローの王沖氏に話を聞いた。北京日報が伝えた。
【記者】今回の朝韓首脳會談の中心議題は何か。
【王氏】中心議題は第1に核廃棄の問題であり、どのように核を廃棄するかが鍵となる。朝鮮は各段階で相応の見返りを得る段階的核廃棄を望んでいる。だが米國は朝鮮による核の先行廃棄を望んでおり、雙方には大きな溝があり、交渉を要する。韓國はその間で調整役を果たせる。また、朝鮮は核廃棄後に安全保障を得られるか否かも注視している。第2に南北経済協(xié)力だ。韓國は具體的行動によって、朝鮮を安心させる必要がある。金氏としては、韓國の経済協(xié)力事業(yè)または経済援助によって國內の強硬派や反対派の口を封じ、核廃棄を順調に進めたい考えだ。
【記者】朝韓関係と朝鮮半島非核化の今後をどう見るか。
【王氏】私は朝鮮半島の今後を慎重かつ楽観的に見ている。ポンペオ米國務長官の訪朝中止後、米朝間の蜜月期は終わったと言う人がいるが、私は同意できない。米中間選挙の前、つまり今年10月にトランプ大統(tǒng)領と金氏が會う可能性は高く、トランプ氏自身も近い將來に金氏と再び會うことを楽しみにしていると言っている。朝米の今後の連動がスムーズにいくかどうかは、朝鮮半島の非核化プロセスに重大な影響を與える。だが「三尺の氷は一日の寒気でならず」と言うように、朝鮮半島に半世紀以上存在する対立や核問題のもたらした相互の信頼欠如は短期間では解消されず、大変長い解決プロセスを要する。信頼回復が全ての問題の解決における根本だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年9月19日
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