訪中したポンペオ米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官と8日にそれぞれ會(huì)談した楊潔篪中共中央政治局委員は「重要な岐路に立っている」、王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)（外相）は「重大な段階にある」との言葉で現(xiàn)在の中米関係を表現(xiàn)した。事実上、現(xiàn)在中米関係は再び十字路に立ち、どちらの道を選ぶかの歴史的選択に直面している。（文：賈秀東?中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

最近、米側(cè)は対中貿(mào)易摩擦をエスカレートさせ続けると同時(shí)に、臺(tái)灣などの問(wèn)題で中國(guó)側(cè)の権益を損なう一連の行動(dòng)を取っているうえ、中國(guó)の國(guó)內(nèi)政策?対外政策にいわれなき非難を加えている。特にペンス副大統(tǒng)領(lǐng)による先日の対中政策演説は、誤りと否定的言論に満ちたものだった。こうした米側(cè)による中國(guó)関連の否定的言動(dòng)が、中米関係の將來(lái)に暗い影を落とした。米側(cè)は長(zhǎng)年「両手の対中政策」を遂行してきた。片方は中國(guó)を牽制し、さらには抑え込む手、もう片方は中國(guó)と接觸し、協(xié)力する手だ。これにより中米関係は競(jìng)爭(zhēng)も協(xié)力もある複雑な関係となった。國(guó)交樹(shù)立から40年近く、両國(guó)関係は曲折?起伏?動(dòng)揺を何度も経験したものの、全體的には前へ発展し続ける大きな方向性を終始保ち、対話?交流?協(xié)力が常に主旋律だった。

だが、中米の総合的な國(guó)力バランスに明らかな変化が生じるに伴い、米國(guó)に追いつこうとする中國(guó)の歩みは米國(guó)の戦略心理?思考に多大な衝撃を與え、米國(guó)は將來(lái)の自らの國(guó)際的地位、特にアジア太平洋における地位を考えると焦慮に駆られるようになり、中國(guó)を主要な「戦略的競(jìng)爭(zhēng)相手」とする認(rèn)識(shí)を政府の政策文書(shū)で正式に示した。対中戦略におけるこうした重大な誤った判斷によって、両國(guó)間の溝と摩擦が拡大し、中國(guó)に対する新たな疑念や懸念が生じ、中米関係は悪循環(huán)に陥る危険を抱えることになった。

中國(guó)の平和的発展と民族復(fù)興は阻止できないことを米國(guó)は認(rèn)識(shí)するべきだ。この認(rèn)識(shí)は3つの意味を含む。第1に、中國(guó)の発展は時(shí)代の潮流に順応しており、大勢(shì)の赴くところだ。第2に、中國(guó)は「強(qiáng)くなった國(guó)は必ず覇権を求める」との考えに賛同せず、平和的発展、協(xié)力?ウィンウィンの道を選択する。第3に、中國(guó)の発展は自ら奮闘して得たものであり、米國(guó)または他のどの國(guó)から施されたものでもなく、中國(guó)の命運(yùn)を他國(guó)が意のままに操ることも許さない。

米國(guó)が直面しているのは中國(guó)の臺(tái)頭のみではなく、それ以上に多極化という大きな趨勢(shì)だ。中國(guó)の発展と民族復(fù)興の過(guò)程において、中米間には相互調(diào)整?適応が必要だ。多極化という大きな趨勢(shì)の中で、米國(guó)はもっと適応することを身につける必要がある。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年10月10日