國慶節(jié)（建國記念日、10月1日）の連休が終わり、海外に出かけていた中國人観光客が続々と帰國している。7日間の短い休みだったが、中國人観光客は世界の多くの國?地域の國內(nèi)総生産（GDP）に大きく寄與した。

攜程旅行網(wǎng)が8日に発表した報告書によれば、連休には全國100ヶ所以上の出発都市の観光客が、各種海外ツアー商品を利用して、世界の約100ヶ國?1千都市以上を訪れた。

同報告書は、「2018年國慶節(jié)連休の海外旅行で人気のあった國?地域ベスト10」として、タイ、日本、香港地區(qū)、ベトナム、シンガポール、臺灣地區(qū)、韓國、インドネシア、マレーシア、米國を挙げた。1位は日本と予想されていたが、臺風(fēng)24號「チャーミー」の影響でタイに追い抜かれた。

タイ観光?スポーツ省がこのほど発表した統(tǒng)計データによると、今年1?8月にタイが受け入れた中國大陸部からの観光客はのべ772萬8300人に上り、前年同期比16.51％増加し、タイに4235億2千萬バーツ（約1兆4540億2千萬円）の観光収入をもたらした。

タイと日本が1位、2位を占める狀況は昨年の國慶節(jié)連休と変わらなかったが、昨年6位の香港地區(qū)が3位に躍進(jìn)した一方、米國が5位から10位へと後退したことが注目される。

さきにメディアが英國の航空券情報サイト?スカイスキャナーのデータを引用して伝えたところによると、國慶節(jié)連休期間には中國発?米國行き航空券の予約件數(shù)は同42％減少した。

米國の順位低下の原因の一つとして貿(mào)易戦爭の影響が挙げられる。中國科學(xué)院地理科學(xué)?資源研究所の劉家明研究員は中國新聞社の國是直通車の取材に答える中で、「訪米観光客數(shù)の減少は、貿(mào)易戦爭とある程度関係がある。観光客數(shù)の減少だけでなく、米國への留學(xué)視察団體の數(shù)も目立って減少した」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月9日