両親が目を離したすきに、自動改札機の下をくぐりぬけ、プラットホームに通じるエスカレーターの前にやって來た男の子。
エスカレーターが下っていく様子に興味を覚えた男の子は足を踏み出した途端、動くステップに驚き尻もちをついて倒れ、仰天。
男の子が転んだのを目にし、一目散に駆け寄った劉銀玉さん。
男の子のところまで突進し、腰をかがめ、男の子の腕をつかみ、首を支えて抱き上げた劉さん。
広東省の東莞地下鉄2號線駅員の劉銀玉さんはこのところ思いがけずネット上で話題を集めている。なぜなら2歳の男の子が下りエスカレーターから転げ落ちそうになったところを、彼女が「短距離王ウサイン?ボルト」並みのスピードで駆けつけ、男の子を無事抱え上げて救ったからだ。広州日報が伝えた。
事件が起こったのは、今月5日午前9時すぎのことだった。広東省東莞地下鉄2號線の榴花公園駅で、2歳くらいの男の子を連れた夫婦が地下鉄キップを購入していた。
夫婦はそれぞれ、券売機の前でキップを買うのに気を取られており、両親が目を離したすきに、男の子はその場から離れてしまった。
男の子は、プラットホームに通じる下りエスカレーターの前までやって來ると、エスカレーターが下っていく様子に興味を覚えたようで、ステップに一歩足を踏みだしたところ、うっかり転んでしまい、エレベーターの上に倒れてしまった。
エスカレーターは下り続け、男の子の両腳はたちまち宙に浮いた狀態(tài)となってしまい、あと1秒もすれば、男の子はそのままステップを転げ落ちるところだった。
まさにこの瞬間、小柄だが丈夫そうな人影が男の子めがけて突進してきたかと思うや、腰をかがめ、男の子の腕をつかみ、首を支えて抱き上げた。そう、男の子は助かったのだ!
男の子を助けたのは、乗客サービスセンターで勤務(wù)中だった劉銀玉さんで、男の子から數(shù)メートル離れた場所にいたという。この時になってようやく駆けつけてきた男の子の母親は、最初は取り亂していたが、落ち著きを取り戻すと、息子の恩人に繰り返しお禮を述べた。
25歳になる劉銀玉さんは、とても謙虛な態(tài)度で、「今回、子供を助けたことは、何もそれほど『すごい』ことではない。私以外にこの事態(tài)に気付いた同僚たちも同様に駆けつけていたが、単に私の動きが一番素早かっただけのこと??激à皮樾袆婴筏郡铯堡扦悉胜?、條件反射のようにその場に突進しただけ。間に合って本當(dāng)に良かった」とコメントした。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年11月14日
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