「海南省大気汚染対策條例」3月1日に正式に施行された。その規(guī)定によると、同省でのガソリン車の販売を段階的に禁止するとしており、これは同省が中國で初めてガソリン車の販売禁止を打ち出した省になることを意味する。また同省は新エネルギー車の利用を全面的に推進し、黨や政府機関および公共サービスなどの分野では率先的に新エネ車を利用するとともに、舊型車両の淘汰に力を入れるという。人民日報が伝えた。
同條例の規(guī)定では、同省の各レベル人民政府は適切な措置を執(zhí)って車両?船舶による汚染物質の排出を削減し、ガソリン車の販売を段階的に禁止し、充電ポール、陸上電力供給システムなど関連のインフラ設備の建設を加速しなければならないとする。また同省住宅?都市農村建設主管當局は新たに建設される建築物の駐車スペースに充電設備を設置することを定めた標準を制定しなければならないとする。
同條例は今年1月に同省人民代表大會常務委員會の審議を通過した。同條例は、2035年をめどに海南省の大気の質を世界トップレベルに引き上げることを目指している。
同省は昨年より、新エネ車の利用を普及拡大するために一連の措置をとり、これには18年8月1日から始まった、新エネ車以外、ほかの車の臺數(shù)を増やす場合には、番號抽選方式や入札方式によって行うとの設定も含まれる。
同省は18年12月30日に通達を発表して、19年7月1日より、同省行政區(qū)域內で登録登記される小型車は、新排ガス基準「國6」の要求を満たしていなければならないとし、基準に達しない小型車の登録登記を禁止した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月3日