今年6月に開催される第22回上海國際映畫祭は18日、上海美術(shù)映畫製作所が製作した映畫「大暴れ孫悟空(原題:大鬧天宮)」にインスピレーションを得たポスターを公開した。中國新聞網(wǎng)が報じた。
ポスターは、著名なポスターデザイナー?黃海氏が手掛けた。ポスターは、「大暴れ孫悟空」の名シーンにインスピレーションを得た水の幕を、2匹のサルが開けており、孫悟空がそこから顔を覗かせているなど、クリエイティビティあふれる作品となっている。孫悟空はいたずらっぽい目でステージ下の観客を見ており、同映畫祭がもたらすサプライズに対する期待を高めてくれる。
ポスターの製作にあたり、著作権の面で上海美術(shù)映畫製作所の支持も得ることができたという。1960年代に公開された「大暴れ孫悟空」は、中國語映畫史上屈指の傑作で、非常に多くの映畫人の作品にも影響を與えてきた。登場する孫悟空は、勇気や忠誠、奮闘という精神を伝え、世界中で受け入れられている中華民族文化の典型的なシンボルの一つでもある。
デザイナーの黃海氏は、「誰からも愛される孫悟空は、心と心をつなぐ架け橋のような存在。孫悟空の話題になると、知らない人と話していても、親近感が湧いてくる。一人でも多くの若者が『大暴れ孫悟空』を鑑賞することを願っている。この作品の製作に関わった人には、無私の心で貢獻(xiàn)する職人の精神があり、それは、中國の若い世代の映畫人が受け継ぐべき精神であり、中國のすべての映畫人がそれを広く発揚(yáng)する使命を負(fù)っている」との見方を示した。
上海國際映畫祭は、中國で唯一、國際映畫製作者連盟(FIAPF)によって「非コンペティティブ映畫祭」に認(rèn)定されている映畫祭で、1993年の誕生から、中國國內(nèi)外の映畫人と共に、中國語映畫と世界をつなぐ架け橋となるよう取り組んできている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月19日