中國の伝説の軍師「姜子牙」が主人公の映畫「姜子牙」が2020年の春節(jié)(舊正月、來年は1月25日)に封切られることが今月25日に明らかになり、ポスターも公開された。中國古代の神話に登場するキャラクター「哪吒(ナーザ)」が主人公の大人気中國國産アニメーション映畫「哪吒之魔童降世(ナーザ 魔童降世)」に続いて、アニメーション映畫制作會社「光線彩條屋影業(yè)」が打ち出す「中國神話シリーズ」の新作で、2015年から4年の月日をかけて製作された。北京青年報が報じた。
2020年の春節(jié)映畫として公開される「姜子牙」は、程騰氏と李■(■は火へんに韋)氏が指揮を執(zhí)り、王昕氏と李夏氏が監(jiān)督を務(wù)め、ハイクオリティにするために中國國內(nèi)の多くの有名アニメーション映畫監(jiān)督が力を貸している。程騰監(jiān)督は、米大手映畫制作會社?ドリームワークスに所屬していたこともあり、第41回「Student Academy Award」では、同監(jiān)督が製作した短編アニメ「天外有天(Higher Sky)」が銀賞を受賞した。同賞を受賞した中國人は程騰監(jiān)督が初めてだ。李■監(jiān)督は、アニメーション映畫製作の分野では豊富な経験を誇り、「寶蓮燈(Lotus Lantern)」では原畫の作成を、「紅き大魚の伝説(原題:大魚海棠)」では監(jiān)督を擔當するなど、中國國産アニメ約10作品の製作に関わってきた。
アニメーション映畫「姜子牙」では、日本では「太公望」として知られる伝説の軍師であり、「神々の長」である姜子牙から「神々しさ」を取り除くという大膽なリメイクをしている。また、「封神演義」では常に高みの存在である姜子牙が、同映畫では下界に降り、「初心」と「天命」の狹間で葛藤する様子が描かれている。
公開されたポスターを見ると、蓑を著て、釣竿を持った姜子牙の後ろ姿が描かれており、その上に大きく描かれている道教神學中の最高神?元始天尊とは対照的なイメージとなっている。同映畫で、元始天尊はどのような存在で、姜子牙とどんな関係にあるのか、期待は高まるばかりだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月26日