「中國(guó)天文年暦」によると、9月23日午後3時(shí)50分に「秋分」の節(jié)気を迎える。北京は23日、晝間は快晴となり、日照も十分にあり、最高気溫は30度を上回る見込み。人民網(wǎng)が各社の報(bào)道を総合して伝えた。
「秋分」は古くからの節(jié)気で、通常、毎年9月22日または23日におとずれる。この日、太陽の黃経がほぼ180度に達(dá)し、南?北半球とも晝と夜の長(zhǎng)さがほぼ同じとなる?!盖锓帧工我馕钉洗螭证堡?つある。まず、秋分は、90日間におよぶ秋季のほぼ真ん中に位置する。2番目に、秋分には、1日24時(shí)間のうち、晝と夜の長(zhǎng)さが12時(shí)間ずつで同じになる。秋分が到來すると、もみじが色づき、稲が黃金色に実り、金木犀の馨しい香りが漂い、蟹が肥え、菊が鮮やかな黃色になり、そこかしこに広がる秋景色が人々を魅了する。
また、秋分は、伝統(tǒng)的な「月を祀る節(jié)気」でもある。北京の月壇は、明?清帝が月を祀る場(chǎng)所だった。その後、人々は、この「月を祀る節(jié)気」を「中秋節(jié)」とした。
秋分が過ぎると、太陽は秋分點(diǎn)を越えて南に移動(dòng)し続け、北半球では晝が短くなり、夜が長(zhǎng)くなっていく。
〇現(xiàn)代社會(huì)においても意義を持ち続ける「二十四節(jié)気」
二十四節(jié)気は、現(xiàn)代に生きる我々にとっても、まだ意義があるのだろうか?民俗學(xué)の専門家である蕭放氏は意義を持ち続けているとしており、「古人は、自然との関係を保つという面では、現(xiàn)代人より長(zhǎng)けていた。自然のリズムは、今でも、現(xiàn)代人が守らなければならない時(shí)間の枠組みだ」としている。
たとえば、二十四節(jié)気は、すでに民族的な文化時(shí)間となっている。人々が農(nóng)作物の成長(zhǎng)を把握したり、動(dòng)物の活動(dòng)リズムを観測(cè)したり、人間のバイタルリズムを掌握したりする上での一種の文化スキルとなっている。例えば、中醫(yī)學(xué)では、季節(jié)に合わせて中醫(yī)薬を利用して治療するスタイルがあり、日ごろの食生活においても、身體のリズムを整えるために季節(jié)による調(diào)節(jié)を行っている。
蕭放氏は、「我々は、二十四節(jié)気という文明上の財(cái)産を継承すべきだという自覚を持たなければならない。自然の時(shí)間を尊重し、生命のリズムを尊重し、彩りが鮮やかな自然時(shí)間にもとづく生活を享受する必要がある」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月23日